...船が進まないのは無風帯のせいだ...
...無風帯に入ると、風景が一変する...
...航空機は無風帯を避けて飛ぶ...
...無風帯は、風が吹かないだけでなく、波も静かだ...
...ヨットレースでは、無風帯に入ると熾烈な戦いが始まる...
...彼は無風帯を横ぎる帆船(はんせん)のように...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...「こいつあどうも赤道無風帯みたいに退屈だな...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...無風帯の日がつづいて行った...
谷譲次 「踊る地平線」
...」何か無風帯へでも入つて来たやうな暢(のん)びりした故郷の気分が私の性(しやう)に合はないのか...
徳田秋声 「町の踊り場」
...あすこらは赤道無風帯ってお前たちが云うんだろう...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...それでも無風帯のはじの方から舞(ま)い上ったんじゃ中々高いとこへ行かないし高いとこへ行かなきゃ北極だなんて遠い処(とこ)へも行けないから誰(たれ)でもみんななるべく無風帯のまん中へ行こう行こうとするんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...プロレタリア・リアリズムの旗を高くかかげて無風帯の中から立ち上った...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...無風帯の大戦場だったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜の底に無風帯の青ぐろさを抱いたまま暮れ沈んでいる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...戦乱も飢饉(ききん)もない無風帯のように考えられているが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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