...無頼の徒の間に伍して暮さうといふのである...
小穴隆一 「二つの繪」
...たしかにあのやけくその無頼の徒より弱かったのだ...
太宰治 「親友交歓」
...彼はガスパール・ベスの仲間の残党である無頼の徒とともに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして無頼の徒といい賤民といい愚衆といい下層民という侮辱的なそれらの言葉は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無頼の徒はオランダを造った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...窮民中の無頼の徒とは...
直木三十五 「南国太平記」
...彼等は世に云う無頼の徒であろう...
永井荷風 「申訳」
...内実は無頼の徒を集めて博奕(ばくえき)を業としていた...
中里介山 「大菩薩峠」
...志士或いは無頼の徒を集めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...放蕩無頼の徒を諭(さと)しては正道に向わしめ...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は無頼の徒です...
浜尾四郎 「死者の権利」
...がもちろんその前身とて同じく下関無宿といったような遊侠無頼の徒だったのにちがいない...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...凶悪な無頼の徒が街路を不安にするといううわさであった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...無頼の徒その弟子と称し相(あい)誑(たぶら)かし...
南方熊楠 「十二支考」
...百姓上りの無頼の徒が...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...同船者のなかに無頼の徒や神をけがす者や邪悪な者がいないようにと用心するのはもっともである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...救われがたい無頼の徒...
吉川英治 「親鸞」
...無頼の徒とすこしも変るところはないが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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