...完(まった)く身なりなどには無頓着なのであろう...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...一向無頓着な男だけに...
薄田泣菫 「茶話」
...物に無頓着な自分の友達が...
薄田泣菫 「茶話」
...ウムベルト王がふだんから身の廻りのことに一向無頓着なのが気になつてならなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...一切こんな事に無頓着な主人は上下さへ判らぬ樣な短册に出つくはす事があります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...「奥さんくらい無頓着な人はない...
豊島与志雄 「反抗」
...……神経質な継母と凡てに無頓着な父との下に苦しんだ幼年時代...
豊島与志雄 「二つの途」
...かう云ふ事には何時も無頓着な日本の新聞紙はまだ何等の報道をもしないらしい...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...すべてに於て極めて無頓着な田山白雲...
中里介山 「大菩薩峠」
...無頓着ならば食卓の上に便器があっても平然として食事ができるはずであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...磊落(らいらく)なるが如く無頓着なるが如くにして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...市中はそれには無頓着な樣子をしてゐる...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...倅が何処の学校で何を研究してゐるか? 何時卒業したか? 一切無頓着な人で...
牧野信一 「祖母の教訓」
...食物に無頓着な男子は人の良人(おっと)たるべき第一の資格がないのですからそんな人物は来なくても構いません」と相(あい)も変(かわ)らず極端説...
村井弦斎 「食道楽」
...何事にも無頓着な様子で歩き廻つてゐる...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「駆落」
...然(さ)う云ふ点に案外無頓着な学者芸術家の気質を自然に現して居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...画家は概(おほむ)ね其(それ)等のことに無頓着な風をして居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...全く無頓着なので...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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