...しかるに我々の思考力では無限の空間や無限の時間という観念を把握することがどうしてもできない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...地球上からすべての方向に真っ直ぐに無限の空間をのぞいているように思われるであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...無限の空間余の身も心も置くべき処なきに至れり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...無限の空間をはからんとし...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...無限の空間と永遠の時間との交叉(こうさ)点に立っているわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「無限の時間」と「無限の空間」ということです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...闇も風も無限の空間も孤独も...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...之は知覚され得ず又運動し得ない無限の空間でなければならぬ...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...そしてその間星辰(せいしん)の広大なるひらめきが無限の空間を満たしている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一つの声が無限の空間の中に喚びかえし...
中井正一 「うつす」
...無限の空間へ抛(ほう)り出された時に起る悲鳴が...
中里介山 「大菩薩峠」
...無限の空間のうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...無限の空間的行動...
中里介山 「大菩薩峠」
...無限の空間に足を滑(すべ)らして落ちるような心持だとか聞いた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...無限の空間に實在してゐるところの...
萩原朔太郎 「宿命」
...孤独について「この無限の空間の永遠の沈黙は私を戦慄(せんりつ)させる」(パスカル)...
三木清 「人生論ノート」
...辷り出して無限の空間に真逆様(まっさかさま)に落込んだ...
夢野久作 「怪夢」
...こう考えているうちに、私は、帯を引きずったまま、無限の空間を、ス――ッと垂直に、どこへか落ちて行くような気がしはじめた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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