...無限に多数としか思われない諸天体の一つ一つに...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...果して能(よ)く無限に繁殖するその人口を維持する事が出来ようか...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...医学博士の数が無限に増大し従って日本医学が無限に発達して了う日を待たねばならぬだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...時の内面的無限において何物かをねらうにあたって...
中井正一 「リズムの構造」
...無限に茂太郎を誘引するのかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ち資源がほとんど無限にある国でのみ...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...作られたものから作るものへと無限に自己自身を形成し行く...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...無限なる歴史的過去が絶対現在において無限に我々に迫りおるのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...月は無限に朔望(さくぼう)をかけめぐる!(96)選ぶならば...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...そこでは文明のふしぎなる幻燈機械や天體旅行の奇妙なる見世物をのぞき歩くさうして西暦千八百十年頃の 佛國巴里市を見せるパノラマ館の裏口から人の知らない祕密の拔穴「時」の胎内へもぐり込んだああ この逃亡をだれが知るか?圓頂塔(どうむ)の上に圓頂塔(どうむ)が重なり無限にはるかなる地平の空で日ざしは悲しげにただよつてゐる...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...――この上に、無限に高い空と、突っかかって来そうな壁の代りに、屋根や木々や、野原やの――遙なる視野――があればなあ、と私は淋しい気持になった...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...無限に墜落するあのたよりなさ……官能をギリギリまでおしつめ...
久生十蘭 「虹の橋」
...いかなる有限延長も無限に分割できない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...其處には無限に廣い領野があるから...
松村任三 「大植物圖鑑」
...愛の動作は何と単純でしかも無限に雄弁でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これ又無限にある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そして無限に興味をそゝられる多敷の寫眞とで...
吉江喬松 「山岳美觀」
...私にとっては生は精神的に無限に深い...
和辻哲郎 「転向」
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