...それにつけても大兄等将士の御奮戦に対して感謝無限にていつも涙が出ます...
宇野浩二 「茂吉の一面」
...頭の上には無限に見える大空がひろがっているのです...
江戸川乱歩 「影男」
...そんな無限に醜悪なところではない...
太宰治 「春の枯葉」
...実際われわれの感覚する生理的の時間は無限に小さな点の連続ではなくて...
寺田寅彦 「鑢屑」
...そこでアリストテレスは、無限に就いて、そして夫と連続との関係に就いて、語っている...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...このように無限に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...医学博士の数が無限に増大し従って日本医学が無限に発達して了う日を待たねばならぬだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...無際限は有限を含み得るにも関らず之と相容れない無限に直接に結び付くと考えられる...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...無限にクルクルと廻るのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...無限に悲しい思いがするだけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...無限に深くもぐりこんで抜けないほどに根を持つて居るのと...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...たとえ無限に繰り返したとしても...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...無限に天上までも届いてしまふのではあるまいかとさへ思はれる...
平出修 「夜烏」
...それでもかうしてただぞろぞろと無限につづく群衆の流れを...
三好達治 「銀座街頭」
...限界ある機械を以て美の無限に迫ることはできぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...この定型があらわす意味は不可思議なほど沢山にある(厳密な言葉で云うと無限にあり得るので...
夢野久作 「能とは何か」
...その中から暗い戸帳を無限に繰り出し...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...かかる論争は無限に論争を生ぜしむべき種子である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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