...ただしは無銘か」「古刀のパリパリで...
中里介山 「大菩薩峠」
...恐ろしく錆(さ)びている上に無銘だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遺憾ながら無銘にして置きます」と言われた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...直焼(すぐやき)無銘...
森鴎外 「阿部一族」
...それも無銘がよいという彼らの智慧によったのではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...かくて私の愛と注意とは無銘の作に集る...
柳宗悦 「工藝の道」
...無銘のものは今愛を受けない...
柳宗悦 「工藝の道」
...無銘陶においてはよし選び残されたものの中にも...
柳宗悦 「工藝の道」
...無銘のものだから省みないその不見識と不自由とを...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...そのほとんど大部分が無銘の作であるのを気附くに至るでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...無銘の作に劣るかを目撃するに至るでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...無銘の作に心が引かれるのは...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...民藝の世界に来ると再び無銘の領域に来るのです...
柳宗悦 「民藝の性質」
...いずれ周馬の手紙には、深い魂胆があり、企らみがあるものとは拙者も察しているが、この弦之丞の眼からみれば、およそは多寡(たか)の知れたあの三人……あはははは、久しく試みぬ夕雲流(せきうんりゅう)、場合によっては――」と、無銘の一腰、笛袋に入れて腰に落した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いざ来い!」と無銘(むめい)の皓刀(こうとう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...無銘の長い刀(やつ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...無銘の方の小柄(こづか)には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一本は無銘の長い刀(やつ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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