...ほとんど無辺際に投げたのです...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...永遠に同じ姿でくり返される無辺際の日の中に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ無辺際なるものに面してさえおれば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無辺際に繰返されている...
中里介山 「大菩薩峠」
...六 待ち人こうした無辺際...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...無辺際(むへんざい)の空間には...
夏目漱石 「永日小品」
...無辺際のうちにぽつりぽつりと物が散点しているような心持ちになります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...無辺際(むへんさい)に大きな世界がそこに凝縮(ぎょうしゅく)されている小ささであった...
新美南吉 「花をうめる」
...さながら無辺際の空間に放写されて居る...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...無辺際空(むへんさいくう)に東南の地底へ走っている...
久生十蘭 「地底獣国」
...芸術の無辺際な創造的威力に捧げているのである...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...さらにその上に民主主義というものは人間の能力を無辺際に約束しているものです...
宮本百合子 「幸福の建設」
...眼のよろこび 眼から眼へ流れるものは無辺際(むへんさい)的なニュアンスと複雑さと簡明さをもっている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...無辺際(むへんざい)の念仏であります...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...変幻を極めた感想を無辺際に逞(たくま)しくして行く事は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...或は風のために無辺際の虚空に吹き散らされ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...又は虎の山に凭(もた)れるが如く無辺際に亘って活躍して...
夢野久作 「鼻の表現」
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