...実に無軌道な約束を破った将棋なのであるが...
上村松園 「花筐と岩倉村」
...数年来の無軌道な生活に疲れ切ったと云う恰好(かっこう)で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...無軌道な彼女の虚栄(みえ)の種子を植えつけたのもおそらく数年間の奉公に染(し)みこんだその家庭の雰囲気(ふんいき)であり...
徳田秋声 「縮図」
...無軌道な行動のせいだったろうか...
豊島与志雄 「無法者」
...無軌道な行動をするようになったのだろうか...
豊島与志雄 「無法者」
...無限軌道をそなえたものは無軌道なのです...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...軍ならなにをしてもよかった無軌道な戦国時代ではない...
久生十蘭 「だいこん」
...無軌道な河川といったような未開土の相(すがた)をもっていたので...
吉川英治 「随筆 新平家」
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