...閑人免進悪狗咬人(かんじんすすむなかれあくいぬひとをかむ)君子自重面欄莫怪(くんしじちょうめんらんあやしむなかれ)はじめの一行は「無用の者入るべからず」...
谷譲次 「踊る地平線」
...盲人は無用の者であるから領内のめくらを搦(から)め取って海に沈めよと云う触れを出し...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...「火の用心」と「男女共無用の者二階へ上(あが)るべからず」と張紙したる傍(かたわら)の窓下には...
永井荷風 「江戸芸術論」
...コレラ流行につき無用の者出入りすべからずと一筆貼り出した...
原民喜 「コレラ」
...かう書いてある――「無用の者入るべからず...
堀辰雄 「手紙」
...「ここは無用の者の来るところではない」と老人はまた云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...無用の者を見付けて人を騒がせるヤクタイ者...
夢野久作 「殺人迷路」
...無用の者入るべからず...
吉川英治 「私本太平記」
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