...もつと小さい金色の魚が無数にかたまつてぴらぴら泳いで...
太宰治 「お伽草紙」
...湖岸森林中の巨木の倒れたものが無数に浸っているといわれているのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...火に追われて逃げて来た市民はそこで無数に焼け死んだ...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...小さな蛆(うじ)のようなものが無数に天鵞絨の毛の中にもぐり込んだりまた浮かび出したりしている...
寺田寅彦 「破片」
...無数に並んでいた...
豊島与志雄 「自由人」
...隠語のうちには無数にある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...猶徳川期の物では無数にあるが次の章に挙げる...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...ただし狐や狸が人をばかすと云う伝説や実験談等は無数にあって一々それが肯定されていた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...灰色とも白とも淡褐色ともつかない・砂とほとんど見分けの付かない・ちょっと蝉の脱(ぬ)け殻(がら)のような感じの・小さな蟹が無数に逃げ走るのである...
中島敦 「環礁」
...いくらでも数えきれないほど無数にあるが...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その印象派の絵の中に真白な鴎(かもめ)が無数に動いていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...このあたり家の下敷になった儘とり片づけてない屍体がまだ無数にあり...
原民喜 「廃墟から」
...小説ではないけれどもいつか本誌〔『新青年』〕に連載された「死刑か無罪か」の主人公が疑わしい点が無数にあるにかかわらず...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...葉のない落葉松(からまつ)が無数に並び出しているのに...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...各種の印刷物を無数に印刷配付し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...さうなると広漠たる中に無数に棲息してゐるものと面をつき合せるやうで...
水野葉舟 「言文一致」
...殊(こと)に陸に沿うた左の方には天井を硝子(ガラス)張にした堅牢な倉庫が無数に並んで居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ことに自分の通っている道から両側にかけ三四尺四方の穴を穿って落下した弾の痕が無数に散らばっているのを見ると...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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