...人間の知識では解釈しかねることが天地間に無数に存することである...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...油虫のように無数にかたまって建っている...
太宰治 「正義と微笑」
...無数に取り囲んでいる...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...蛾(が)の翅(はね)を無数に積み重ねてその上へ固形物を落し...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...誠に簡単なような実験でもその成効を妨げるような条件は無数にあって...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...無数に降ってくる...
豊島与志雄 「慾」
...無数に陳列されてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その痩せた手のやうなものが無数に嘉吉の周囲からつかみかゝつて来る...
林芙美子 「朝夕」
...「ここ」には赤ん坊が無数にいる...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...無数に近い大小船舶の碇泊している洞海湾(どうかいわん)がひろがり...
火野葦平 「花と龍」
...その害を被(こうむ)った惨めな話が無数に流布されている...
牧野信一 「ゼーロン」
...前に書いたように小さい花が無数にあって一杯詰まっている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その信をすらも取り得ない者が無数に残る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...脊椎のような細かい節を無数に積み重ねたあの柱を思い出した...
横光利一 「旅愁」
...政治家の墓が無数にある...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...常に往来した機密文書などが無数に発見され...
吉川英治 「上杉謙信」
...山東(さんとう)の河川(かせん)を無数に吸い容(い)れ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...生きているものが無数にある...
吉川英治 「源頼朝」
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