...生物の棲んでいる星は、実に無数にある...
海野十三 「宇宙尖兵」
...中から無数に破れ穴のある茶色の毛糸のチョッキがのぞいていた...
江戸川乱歩 「影男」
...氷柱が無数にたれ下がった岩で...
辻村伊助 「登山の朝」
...それが無数に一つ所に集ってきてくるくると渦をまく...
豊島与志雄 「蠱惑」
...……下らないこまごましたことが無数にあるんだ...
豊島与志雄 「野ざらし」
...無数に陳列されてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...無数にこうして漂い来るのであることを知ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...この運動を refer する為の座標軸は無数に可能になり...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...縦に細い線条が無数に入っていて...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...ほとんど無数にある...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...問題は無数にある...
夏目漱石 「虞美人草」
...宿無し猫が無数に集ってきていた...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...無数に交錯する足音についてわたしの耳はぼんやり歩き廻る...
原民喜 「鎮魂歌」
...その害を被(こうむ)った惨めな話が無数に流布されている...
牧野信一 「ゼーロン」
...だが力なき者が無数に残る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ツツツツと細い火の柱が無数に空へつきぬけた...
吉川英治 「銀河まつり」
...景が島の景色のいい話を女中から聞きながら私は何故だか広やかな浅瀬の中に大きい円い石が無数に散らばって...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...高くなった高くなったと朝晩勝手で女中を相手に嘆(こぼ)している妻の顔などが心に浮んで苦笑しながら無数に乾しひろげられたそれ等を見て通り過ぎた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索