...プレシオサウルスなどと名づける鯨のやうな大きな蜥蜴類が無数に游いで居た...
丘浅次郎 「人類の将来」
...かく考えねばならぬ証拠は生物学の各方面に無数にあり...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...一つではなく無数にあります...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...古参の者には言葉を返してはならぬし、命令に反くこともならぬとか、夜中の厠行は、幾時までとか、湯は新参者が一番に入って、古参の肩を流して、自分は御仕舞いに出るのだとか、化粧部屋は一番御仕舞いに入って、皆の掃除をして出て来るとか――細かいことが、無数にあった...
直木三十五 「南国太平記」
...京浜の人士を無数にひきよせ...
中里介山 「大菩薩峠」
...無数に溢れる無機的現象を見る...
中原中也 「地上組織」
...色々あるどころか無数にあつて...
中原中也 「山羊の言」
...故に部分をいかに無数に集めても...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...無数に駅からなだれて来る者は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...恋をする男になつて詠んだ歌の無数にあるものの一つだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...赤い蜻蛉が無数に砂の上に群り舞つてゐた...
牧野信一 「スプリングコート」
...出て行く車が無数に目につく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...当らない方があたりまえでその方は無数にあるからだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一 同一のものが無数に反復されていること...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...しかも食うことなく疲れることも知らない」すでに無数に製造されていた実物を示して...
吉川英治 「三国志」
...かれと同様なしぶとい落着きぶりを構えているものが無数にある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...白い花が無数に宵(よい)の微風に息づいていた...
吉川英治 「夕顔の門」
...ダニが無数に殖え...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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