...海岸の岩石の表面に無数に生活しているのは...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...それをめがけて大小の石が無数に降りそそぐという騒ぎで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...もつと小さい金色の魚が無数にかたまつてぴらぴら泳いで...
太宰治 「お伽草紙」
...小さい粟粒のようなものが眼の前へ無数に浮き上って...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...それが無数に連って...
豊島与志雄 「月明」
...縦に細い線条が無数に入っていて...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...造花の白百合とが無数に結び垂れ下げられてあつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...腹のなかに小さな皺(しわ)が無数に出来て...
夏目漱石 「それから」
...いくらでも数えきれないほど無数にあるが...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その印象派の絵の中に真白な鴎(かもめ)が無数に動いていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...御堂関白礼賛の如きその例は無数にあつて因習に囚はれた世人の大多数の肯ぜざる所を善事と信ずるが故に或は行ひ或は説いたのであつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...様々な大きさのシヤボン玉を無数に吹いた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...谷風の逸話伝説につきては無数に存するのであるが...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...五二 破魔射場という地名この地名は奥州から中国にわたって無数にあるが...
柳田國男 「地名の研究」
...殊(こと)に陸に沿うた左の方には天井を硝子(ガラス)張にした堅牢な倉庫が無数に並んで居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...夜を日についで無数につくらせた...
吉川英治 「三国志」
...この山には小早川隆景(たかかげ)の旌旗(せいき)が無数に見出された...
吉川英治 「新書太閤記」
...景が島の景色のいい話を女中から聞きながら私は何故だか広やかな浅瀬の中に大きい円い石が無数に散らばって...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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