...偉大な叙事詩の如く感動的に無批判に書かれたものが...
田中英光 「さようなら」
...また西人の学説を無批判に適用すること...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...何らかの一般的な法則や公式やを仮定してそれを或る国民の生活にあてはめるというような方法をとるべきでないということ(古典の記載を無批判に承認しながら...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...成る程他人の業績をそのまま無批判に受けとることはどのような場合にも許されないが...
戸坂潤 「科学方法論」
...世間が無批判に統計の数字を信じたり...
戸坂潤 「技術の哲学」
...処がマルクス主義は主として社会乃至歴史(そしてやや不当にも自然や論理にさえ夫が無批判にも拡大されたのだ)に関する特殊な認識に過ぎない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之はブルジョア哲学の或るものを経済学の基礎問題に無批判にアップライすることに過ぎない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...特殊なしかも偏狭な内容を無批判に入したものとして...
戸坂潤 「読書法」
...何等の公正な研究をまたずに無批判に取り入れられ...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...無批判に描くべしという意味ではない...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...これ故に)の(誤った)原則を無批判に応用して...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...無批判に伝授している以外...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...無批判に俳聖と称している...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...世の中の一切を無批判に肯定させた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...無批判にみちびいてゆく手段...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...無判断無批判にならされた人民を破滅的な戦争に追いこんで行ったいきさつは...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...封建的な主従関係をある点では全く無批判にそれなりのいきさつで描き出している...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...プロレタリア・農民の現実生活からはなれたパプツチキの作品が無批判にもてはやされたり...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
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