...床(とこ)の前(まへ)に無手(むず)と直(なほ)り...
泉鏡太郎 「畫の裡」
...こちらは最初から抵抗する意志はないのですし、無手ですから、ただ逃げるより仕方ない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自分は武器を持ってるのに相手は無手であるし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...主膳は無手(むず)と押えてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次の十手は後ろから無手(むず)とその肩を押へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無手(むず)とそれに組付きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お染の寢首へ――「御用だツ」曲者の匕首を持つた手は無手(むず)と掴(つか)まれました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「野郎つ」無手(むんず)と組んで行くのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛付いた八五郎に無手(むんず)と襟髮を掴まれました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎に無手(むず)と腕を押へられて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無手(むず)と手首などをつかんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無手(むず)と組みつきました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...火鉢を挾んで無手(むず)と坐りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...七世はそれらの無手勝流から幾多の極意を発見して自家の流儀に加へることに成功した...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...従来無手労耕織...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...無手の暴虎を危ぶんだのです...
吉川英治 「江戸三国志」
...鉄扇を捨てて無手を翳(かざ)した自斎は...
吉川英治 「剣難女難」
...何でも好む物を」「持っておる」「無手か」「いいや……」首を振って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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