...無我夢中ではあったが...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...そして相變らず無我夢中である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...謂はば正當防衞のために無我夢中であがいて...
太宰治 「お伽草紙」
...無我夢中で飲んだらしいね...
太宰治 「津軽」
...ただ無我夢中で二階の自分の部屋まで辿(たど)り着いて寝台(ベッド)の上に身を投げると蒲団(ふとん)にしがみ付いて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...とにかく無我夢中で...
豊島与志雄 「霧の中」
...それだのに自分の娘に見つけられて居るのも知らず無我夢中で乳繰り合ひ...
永井荷風 「来訪者」
...無我夢中でそれを敷き並べ...
中里介山 「大菩薩峠」
...無我夢中で駈けて行く中に...
中島敦 「山月記」
...無我夢中で獅噛(しが)み付きましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...半ば無我夢中で私はピッケルを振った...
松濤明 「春の遠山入り」
...無我夢中で、植物の夜はくにおいを呼吸した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...もっと飲みなさい! え? もっと飲みなさいよ!柴田 (無我夢中で混乱して)この! きさま! プッ!欣二 ヒヒヒ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...殆んど無我夢中であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...二里――三里――無我夢中で逃げ走った...
吉川英治 「三国志」
...無我夢中で逃げ奔(はし)っていた...
吉川英治 「三国志」
...ほこほこする黒土を両手の爪で無我夢中で掘り起していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...おなじく無我夢中で倒れかかった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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