...聖母は無慈悲にも...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...無慙(むざん)にも無慈悲にも余の生命(いのち)より貴きものを余の手よりモギ取り去りし時始めて予察(よさつ)するを得たり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...無慈悲にも永久に彼から離れ去つた父をもとめて...
薄田泣菫 「独楽園」
...無慈悲にもことごとく生命を奪つたといふことだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...無慈悲にも縦横に曳きずり歩いた少年の頃の私みづからの姿だ...
薄田泣菫 「独楽園」
...愚かな動機によって彼を無慈悲にも大佐から引き離し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...平穏なしかも恐ろしいしかも無慈悲にもひとり満足せる精神である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あくる日になると太陽は無慈悲にも赫奕(かくえき)として窓を照らしている...
夏目漱石 「野分」
...無慈悲にも頭へ尿(ピピ)までひっかけた...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...無慈悲にも彼に文科をすゝめた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...『生れたばかりのいたいけな嬰児が無慈悲にも波に投ぜられる時...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...(b)わたしの記憶力は、無慈悲にも、毎日ますます衰えてゆく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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