...無慈悲な停学もさせられない...
上田広 「指導物語」
...それは無慈悲な指先で...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...無慈悲なまでの熟練と精力とで...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そんな無慈悲なこと云うもんやないで...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...そんな無慈悲なこと云ふもんやないで...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...無慈悲な考えが時々頭に閃いていた...
徳田秋声 「黴」
...また柿沼は冷酷無慈悲な男だとの評判である...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...音楽の作品はなんという無慈悲な鏡でしょう! 彼らが盲目で聾であるのは幸いなるかなです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...徒刑場の柱と鉄鎖と緑の帽子と絶えざる労働と無慈悲な屈辱とにも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そしてこの無慈悲な自然の力に虐げられている人間の姿もまた当年の名残りを止めている...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...去るを乗って見たまえとはあまり無慈悲なる一言と怒髪鳥打帽を衝(つい)て猛然とハンドルを握ったまではあっぱれ武者(むしゃ)ぶりたのもしかったがいよいよ鞍(くら)に跨(またが)って顧盻(こけい)勇を示す一段になるとおあつらえ通(どお)りに参らない...
夏目漱石 「自転車日記」
...無慈悲な肱(ひじ)や拳(こぶし)で突きまくられながら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ぶッた斬ってやろうか」などという無慈悲な声をうしろで聞く...
久生十蘭 「ノア」
...かくも無慈悲な決定...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...永遠にテッテイ的にわれわれは腐敗します! 摘発はテッテイ的に冷静無慈悲なものでなければならぬ!(卓をドシンとたたく)(その時...
三好十郎 「猿の図」
...これ程までにして頼まれました事を否(いや)と云うような無慈悲な叔父でない事は妾もよく存じておるのでございます」ストーン氏は心持ち肩をすぼめたまま...
夢野久作 「暗黒公使」
...「無慈悲な太陽(てんとう)……」たまたま...
吉川英治 「私本太平記」
...鬼のごとく無慈悲なものと思われているが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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