...無愛想にこう問いかけた...
芥川龍之介 「疑惑」
...相不変無愛想にかう答へた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...無愛想に答えました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...彼は今日は用がないからといって女達を無愛想に追払った...
海野十三 「地球発狂事件」
...昔はよく幾日も幾日も不機嫌で無愛想に見えたことがありました...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...笑顔(えがお)一つ見せずにむしろ無愛想にあしらっている...
寺田寅彦 「試験管」
...しかし彼の顏を無愛想に一瞥するなり...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...開けられないの」「とうに閉めましたよ」彼は無愛想に言い...
富田常雄 「刺青」
...極めて無愛想に返事をしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「行っておいでなさい」無愛想に言った...
中里介山 「大菩薩峠」
...出来るだけ無愛想に...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そして無愛想に仕向けて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...又自分もその一人なんだと思ふと腹立だしくなつて勢ひ無愛想になつた...
平山千代子 「お泊り」
...まあ……」私はひどく無愛想に答えたきり...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...「ええ、いらつしやいます」彼女達の一人が、即座に、まるでその問ひを豫期でもしてゐたかのやうに、私の方へは顏も向けずに、無愛想に答へた...
堀辰雄 「生者と死者」
...そのまま無愛想にコック場の方へ行ってしまった...
堀辰雄 「旅の絵」
...今は休んでゐますからと無愛想に斷わられた...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...婦人は何處か一つ所を凝と無愛想に見つめてゐる...
若杉鳥子 「烈日」
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