...睡眠時には、無意識的に自分の体を動かすことがある...
...彼は自分が無意識的に罪を犯したことに気づかなかった...
...その問題について彼女は無意識的に軽率な発言をしてしまった...
...緊張していたため、彼は無意識的に深呼吸をしていた...
...無意識的な行動によって、彼女は事故を未然に防いだ...
...君の技巧に一層無意識的な偉大を藏する樣に志して貰ひたい」と云ふ言葉も――君が僕の技巧として擧げた四つの例の中で三つは單純な寫生で一つは氣まぐれの洒落だから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...無意識的のものとの別あり...
高木敏雄 「比較神話学」
...無意識的にか又は故意にか...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...一言で云うならば事物の性格は――意識的にか無意識的にか――取り違えられるであろう(元来事物の性格は――その理解は――歴史的条件に基いて時代々々によって必然的に一定している...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...無意識的虚偽の一つ一つの場合に就いて語ることは...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...意識的或いは無意識的に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...無意識的となり又自然的となるのであって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そうした多くの無意識的な世界観の...
戸坂潤 「思想としての文学」
...熱情に駆られた者が有する無意識的な妄信(もうしん)さで彼は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それらを彼は殆んど無意識的に受け容れていた...
豊島与志雄 「二つの途」
...しかし彼の態度には十分に無意識的な威嚴があり...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...意識的にしろ無意識的にしろ...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...かういふ「無意識的なるもの」が我々の生の根元になつてゐることをハルトマンと共に言ひたいのであらう...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...然し余だけは半ば無意識的であるが...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...怒において人間は無意識的にせよ自己が個人であること...
三木清 「人生論ノート」
...行為の形も無意識的にせよ発明に属している...
三木清 「哲学入門」
...それが意識的に表象するところのものは既に前に無意識的にそのうちに含まれてあつたものである...
三木清 「認識論」
...無意識的に――作品や作家がそこに露呈しているキズそのものの中に...
三好十郎 「恐怖の季節」
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