...併しアンビシヨンの背景を缺くアスピレーシヨンは決して無意味ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...俺の要求は決して無意味ではないと思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...家を造るといったのは決して無意味ではない...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...彼らの口笛は無意味ではない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...必しも無意味ではない...
津田左右吉 「日本精神について」
...もしそうだとすれば自分がここにあえてこの一篇を公にするのも強(あなが)ち無意味ではないかもしれない...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...カントの批評主義の哲学が甚だ能く読まれたなどは無意味ではない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...フランシス・ベーコンが恰もこの時期の哲学者であり政治家であったことは無意味ではない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...決して無意味ではない誤謬の記録として載せるものである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...数学の形象自身には何等の物理的意味又は論理的意味さえないという数学的形式主義者の主張は無意味ではないが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...近代ロマンティシズムの初めだと云われることは無意味ではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...「応用科学」とか「科学の応用」とかいう旧い言葉は今日でも無意味ではない...
戸坂潤 「生産を目標とする科学」
...法文経大学の私学への譲渡説も無意味ではないだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...こういう一時的な代用物も無意味ではないが...
戸坂潤 「読書法」
...ケンブリッジ・プラトニスト達(カッドウォース其他)の後裔であることは無意味ではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...俺の死は無意味ではない...
豊島与志雄 「病室の幻影」
...あながち無意味ではないと思ふ...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...彼には無意味ではないように思われた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
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