...無情な人の夢にも知ったことではない...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...夫を無情な人だとは思っていない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...59 IX 648.97 自方も我に無情なりとアキリュウスは思ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あの時の無情な仕打(しうち)を考え出しては多少良心に愧(は)じないわけにはゆかないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...事のあまりに無情なると...
中里介山 「大菩薩峠」
...隨分無情なやうではありますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...房枝叔母さまを捨てた無情な愛人は...
久生十蘭 「キャラコさん」
...無情な都会では簡単にできる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...私は矢田部教授の無情な仕打ちに憤懣し...
牧野富太郎 「植物記」
...私は矢田部教授の無情な仕打ちに憤懣し...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...この少年のほうが無情な恋人よりもかわいいと源氏は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...新婚の良人(おっと)としていえばきわめて無情な態度である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...無情なふうをなさるではありませんか」こう薫に恨まれても夫人は返辞をする気にもならないで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...余りに無謀な余りに無情な行為ではないであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...息子の無情な仕打ちを差し引いて功徳(くどく)になるように思われた...
横光利一 「南北」
...汝がかくの如く無情なることを見せれば...
吉川英治 「三国志」
...密かに覗き見する酷(むご)い無情な隠し穴が...
吉川英治 「私本太平記」
...無情な飼主は、ふりむきもしない...
吉川英治 「新書太閤記」
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