...無帽で歩いて平気なのには実に驚く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それは実に故郷にいるようで、且つ自然であったが、一度周囲を見廻し、全部が日本人で、無帽で、小さな子供や、婦人が赤坊を背負った、大小いろいろな群衆が、繩を境に密集しているのを見た時、この幻想は即座に消え去った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あとから現われた針目博士の方は無帽(むぼう)である...
海野十三 「金属人間」
...無帽(むはう)の字(じ)も又通(つう)じがたし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ひる少しすぎ、戸山が原の雑木(ぞうき)の林の陰に、外套(がいとう)の襟(えり)を立て、無帽で、煙草をふかしながら、いらいら歩きまわっている男が在った...
太宰治 「火の鳥」
...無帽の凜(りん)と張った瞳...
橘外男 「逗子物語」
...……トレープレフ (無帽で登場...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...無帽主義などというのは愛嬌(あいきょう)もあるが...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...夕食後風呂(ふろ)を浴びて無帽の浴衣(ゆかた)がけで神田(かんだ)上野(うえの)あたりの大通りを吹き抜ける涼風に吹かれることを考えると...
寺田寅彦 「涼味数題」
...いつも無帽だった...
豊島与志雄 「絶縁体」
...無帽で、運動シャツ、学校の教練ズボンのお古らしいのをつけている...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...」*或る貧しい男が、帽子をなくして、なあに、無帽主義だと、ハイカラを気取っていたところ、金が少しはいると、時たま、頭にひやりとしたものを感じて、やはり、帽子を買うことにした...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...後の羽目板に倚つかかるようにして一人の召使の男が無帽で立っている...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...マークが警官を振りほどいて駆けあがり、祭壇の前に立った時、無帽だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...灰色のボレロを着た無帽の彼女に出会つた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...無帽の洋服を着た青年と砂地に腰を降して並んでゐる...
牧野信一 「波の戯れ」
...無帽でバス待っているところを眺めたら憫然を感じました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...無帽の男の頭を黒い棒で殴り付けた...
夢野久作 「オンチ」
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