...僕たちが無実の罪を着せられたというにがにがしい経験もあるんです...
太宰治 「眉山」
...二人はそこで相談したが周の無実の罪を明らかにするには天子に直訴(じきそ)するより他に道がなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...周はすでに無実の罪に服して辟(つみ)につけられることになっていた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...それがために成が法院へいって周の無実の罪であることをいって...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...『私は潔白だ! 無実の罪だ!』と二度怒鳴りました...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...誰だって『あれが万一無実の罪であったら何(ど)うしよう』と惑わぬわけにはゆかぬのです...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...人を無実の罪に陥れ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...むしろ無実の罪にカッとしたからであつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...別の切符を出すのはつまり自分の無実の罪を承認する事になるような気がしたので...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...無実の罪のためにこの小さな村で村八分(むらはちぶ)の目にあうことは...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...万一無実の罪で処刑(おしおき)を受けるようなことになっては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金五郎を無実の罪に追い込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――無実の罪なものですか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無実の罪から救ったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今と違ってどんなに無実の罪で死んだものがあるかしれやしない...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...これがほんとの無実の罪と云うのだ...
森鴎外 「雁」
...「他人の親殺しを手伝ったという無実の罪をきせられる方が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一味によって無実の罪に問われた人々は元の身分を恢復しました...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
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