...無実の罪で、あっけにとられている顔つきです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...(以下第六回アースキンの受持ち)その無実の罪をとくために...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...無実の罪で法廷に立たせられても...
太宰治 「春の盗賊」
...僕たちが無実の罪を着せられたというにがにがしい経験もあるんです...
太宰治 「眉山」
...無実の罪を被(き)せおって! 人に怨みがあるものかないものか! 見よ...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...二人はそこで相談したが周の無実の罪を明らかにするには天子に直訴(じきそ)するより他に道がなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...きさまに無実の罪をおわされたものだ...
田中貢太郎 「続黄梁」
...別の切符を出すのはつまり自分の無実の罪を承認する事になるような気がしたので...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...無実の罪を訴えでもするように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こうやって無実の罪を凡ての人々からきせられて見られているのは...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...いつでも旦那さまはこうして無実の罪でわたしを責めなさるだよ!」成程そこに四つ切の紙があるのを見つけると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あの事件の為めに無実の罪を蒙つて牢屋に這入つてゐる人があるのだからね...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...無実の罪に落とされたといつも言っており...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...この世で無実の罪に苦しんでいるのはあなた一人ですか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...現在己の夫の無実の罪で江戸は伝馬町の大牢へつながれております...
正岡容 「寄席」
...これがほんとの無実の罪と云うのだ...
森鴎外 「雁」
...現に無実の罪であんたがここへ送り込まれたじゃないの...
山本周五郎 「さぶ」
...一味によって無実の罪に問われた人々は元の身分を恢復しました...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
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