...道士の無口な事は...
芥川龍之介 「仙人」
...無口な人と云う印象を受けた...
芥川龍之介 「豊島与志雄氏の事」
...生まれ変わったように陰気で無口な人になってしまって...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ラジック・シャアといういつでも怒ったような顔をしている無口な青年も...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...無口な彼女はそんな場合にもいたって言葉数が少い方で...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...無口な熊さんが、一度父と話していたのにこんな話しがあった...
徳永直 「戦争雑記」
...Kは私よりも無口な男でした...
夏目漱石 「こころ」
...平次はかれこれ二月ばかりまへ、鳥右ヱ門の館(やかた)にやとはれて来た、背の低い、体のこつこつした、無口な男です...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...お生れは北海道、お年は――あッ、それを申しては失礼だとか言いましたな」僅(わずか)に顔を挙げたのは、まだ若い割にくすんだ洋装をした婦人――いや娘と言った方がいいかも知れません――兎に角、無口な、上品な、夕顔のように淋しいところのある女性です...
野村胡堂 「死の予告」
...下男の半次は五十がらみの無口な男...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小柄で無口な男ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...余りにも無口なので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...もともとお前さんと同じやうに無口な人であると云つた...
牧野信一 「風流旅行」
...」と無口な學士にしては...
三島霜川 「解剖室」
...西洋の国々では炭焼は無口な山人としてゆかしがられているが...
柳田国男 「雪国の春」
...そろそろ暗闇の中の無口な魚たちへ小声ではなしかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...あのように無口なお方ではございますが...
吉川英治 「親鸞」
...無口な師匠だからなあ』『この頃...
吉川英治 「山浦清麿」
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