...」無口な野口も冗談をいった...
芥川龍之介 「一夕話」
...無口な母のようにも思われる「大地」に腕を巻きつけて...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...無口なほうである...
太宰治 「桜桃」
...無口なお方のようですね...
太宰治 「渡り鳥」
...無口な早苗をてきぱき屋に育てていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...無口なNでさへ、「こいつは面白い」と言つて、二人でよく言ひ合などやつてゐる...
外村繁 「打出の小槌」
...揃って無口な、だがまことに実直者...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...無口なルーダオは彼等の談話には黙々として返事もしなかったが...
中村地平 「霧の蕃社」
...お生れは北海道、お年は――あッ、それを申しては失礼だとか言いましたな」僅(わずか)に顔を挙げたのは、まだ若い割にくすんだ洋装をした婦人――いや娘と言った方がいいかも知れません――兎に角、無口な、上品な、夕顔のように淋しいところのある女性です...
野村胡堂 「死の予告」
...まじめで無口な恋だった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...あの無口な山下氏が...
久生十蘭 「キャラコさん」
...あの人は無口な人で...
火野葦平 「花と龍」
...無口なおじさんもときどきそれへ短い言葉を(は)さんだ...
堀辰雄 「花を持てる女」
...もとから無口な邦夷は...
本庄陸男 「石狩川」
...そのために不思議なほど無口な生涯を続けてゐたものであらう...
三好達治 「測量船」
......
三好達治 「故郷の花」
...無口な私が何時に無く多くを松江さんに向つて語つたやうであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...耳のとほい無口な小柄な彼は...
若山牧水 「樹木とその葉」
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