...故に自己の都合よき様に犠牲の問題を決定するの個人は社会に於て無価値なるものであるといふ極めて不合理なる説を打破することが出来る...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...友の忠言の無価値なることを主張する...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...もしこの使命を実現しなければ人格は無価値なのである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...教科書は一般に学術的に無価値なものだというような俗見も発生する...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...無価値な暴徒にすぎないのだから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一時的で皮相で無価値なものだと思った...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...新時代にとっては無価値な成年者の陣営と...
豊島与志雄 「自由人」
...その言葉は無価値な...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...文化史的にすでに無価値な人間である...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...全く無価値な文学であるかの様に読まぬうちから...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...まったくそれと同じように無価値な手紙の山のなかから手あたり次第に引き抜かれたもので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そしてこの周囲(しゅうい)の事物が皆(みな)無常な無価値なもので...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...卑怯な無価値な人間にさえひょっとすると持ち合わされる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これほど弱い・これほど哀れな・またこれほど無価値な・ものがあるだろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...精神美を無価値なものにして...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...結局無価値なものとなりはしまいかと憂慮される余地が十分にある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...全然無価値なものになってしまうのです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...たとえ生きていても無価値な人間として扱われてしまう武士社会の鉄則は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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