...無代(ただ)で働いたのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...行つた跡へ新聞を無代配布もしたし...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...払えないものには無代価で――を与えることである...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「共産食堂」
...その多くは無代価(ただ)で書物を貰はうとする吝(けち)な輩(てあひ)で「平素(ふだん)から貴君(あなた)を尊敬してゐる」とか...
薄田泣菫 「茶話」
...無代(たゞ)の画を描(か)かしに来る者が多いといふ事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...無代進呈いたします...
太宰治 「春の盗賊」
...無代価にて之れを伊藤侯に譲与したりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...無代(ただ)よ)ってみんなが言うのよ」それが...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...一體國立劇場といふのは無代(むだい)で見せるものではないかと言はれた...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...無代(たゞ)ともゆくまいが...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...無代(ただ)じゃごめんだぜ」乾が...
久生十蘭 「金狼」
...国家の為(た)めには無代価でも売るとか云うような意味が記してあったらば気に入るであろうが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...会社の手でつくれば殆んど無代(ただ)見たいなもので……」「いいえ...
牧野信一 「円卓子での話」
...この御長屋を無代(ただ)で貸して下さった上に...
水上滝太郎 「遺産」
...蚤もまた天然無代価の枕時計であって...
柳田国男 「雪国の春」
...無代(ただ)で呉れてやるから無代で博士になれ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...ホンマの無代償(ただ)だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...無代(ただ)で誰にでも貸そうと考えているのです」「いったい...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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