...どうせ無代価(ただ)で頂戴いたしますものでございます...
泉鏡花 「婦系図」
...無代價で二三百枚づつ配布されるのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...払えないものには無代価で――を与えることである...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「共産食堂」
...しからざるものには無代価で...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「共産食堂」
...無代価にて之れを伊藤侯に譲与したりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一體國立劇場といふのは無代(むだい)で見せるものではないかと言はれた...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...その無代といふことについて考へさせられた...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...無代で代訴人をひき受け...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...無代で転ばれてたまるものか...
久生十蘭 「金狼」
...会社の手でつくれば殆んど無代(ただ)見たいなもので……」「いいえ...
牧野信一 「円卓子での話」
...その品物はみんな無代価(ただ)であげます」「ヘエ...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...この御長屋を無代(ただ)で貸して下さった上に...
水上滝太郎 「遺産」
...若しかしたら沼津の土地を無代で分けて下さっても好いお気持らしいですよ」「へえ...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...私は躊躇なく即刻にそれを無代価で与えるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...無代配布をやめて...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ツンボは無代償(ただ)...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...無代ではほかの奴が承知しまい...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...無代(ただ)で誰にでも貸そうと考えているのです」「いったい...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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