...聖人は平生の言動(げんどう)一として訓に非ざるは無し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...友人と云つては一人も無し...
石川啄木 「菊池君」
...「兵隊も準士官も無しよ...
梅崎春生 「桜島」
...又宿無しのヂプシが彼女のあどけない美しさにひかれて...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...東方右舷の水平線に有るか無しかの遠洋航路の船が数分間置きに一定の煙を空に残してゆく...
高村光太郎 「気仙沼」
...余は或るアイヌよりコロボックルの女はアイヌの女と同樣に頭髮を切り下げに爲し居りし由との事を聞きしのみにて他には口碑に就て得る所無し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...533 原文に此句無し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...原肥無し季節御構いなしの人蔘(にんじん)二十日大根(はつかだいこん)など蒔(ま)くのを...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...音無しの構えだ」「そうですか...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴女は一文無しだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...三日間、収穫無しです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...富士山印東京レコードでお馴染のお伽歌劇「目無し達磨」では花房静子...
正岡容 「浅草燈籠」
...此調萬葉以後に無し...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...綜練せざるは無し...
南方熊楠 「十二支考」
...夏も冬服を着てゐる三田公のやうな甲斐性無しと腐れあはうつていふのさ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...そうしてね、余(あんま)り可哀そうですから、頂き残りの御飯粒で、モト通りに貼ってやりましょうと思った序(ついで)に、何の気も無しに、その切端(きれはし)の新聞記事を読んでみたらビックリしちゃったの...
夢野久作 「狂人は笑う」
...敬意を払い得る人の在りや無しやを問いたいために云うのである...
夢野久作 「近世快人伝」
...独語(どくご)思はぬで無し、知らぬで無し、云(い)はぬでも無し、唯(た)だ其(そ)れの仲間に入(い)らぬのは、余りに事の手荒(てあら)なれば、歌ふ心に遠ければ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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