...遂に破約の已(や)む無きに至りしを知りぬ...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...無きに近しと...
芥川龍之介 「上海游記」
...欧洲の評壇また今に保守の論を唱ふる者無きにあらず...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...綱渡の一座中世に隱れ無き道化ものゝ蒼ざめ窶(やつ)れたる姿にあらずや...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「胡弓」
...人をして殆んど戦栗(せんりつ)せしむるもの無きにあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ほとんど有るか無きかの朧(おぼ)ろな神前の燈明の光にかすけく...
中里介山 「大菩薩峠」
...有れども無きがごとしってような素直(すなお)な夫が世の中にいるはずがないじゃありませんか」雑誌や書物からばかり知識の供給を仰いでいたお秀は...
夏目漱石 「明暗」
...其際に必ず理無き事能はず...
西周 「尚白箚記」
...内容無き聯關無き從つて意味無き何ものかとして...
波多野精一 「時と永遠」
...六十に近き親に泣きを見するは罰あたりで無きか...
樋口一葉 「大つごもり」
...酒を口にしない樽野は真に在れども無きが如き存在だつた...
牧野信一 「円卓子での話」
...實例と申しても際限も無き事にていづれを取りて評すべきやらんと惑ひ候へども成るべく名高き者より試み可申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...すゞしといふ語は万葉には無きかと思はる...
正岡子規 「すゞし」
...有るか無きかの収入を合せて...
森鴎外 「舞姫」
...もろ/\の大千世界を打ち消して涯てしも無き虚空に...
夢野久作 「白くれない」
...人知らず翅(つばさ)無き身の悲しきかな...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...育てし雛(ひな)を吹く風も塵(ちり)も無き日に放たばや...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...云ひ古りし常の言葉に讃ふべきすべの無きかな...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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