...他日自分の筆によつて書かるべき終焉記(しゆうえんき)の一節さへ...
芥川龍之介 「枯野抄」
...次第にその終焉(しゆうえん)が近づいて来ると――忘れもしない初時雨(はつしぐれ)の日に...
芥川龍之介 「枯野抄」
...老は人生の終焉である...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...不可抗的の終焉である...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...殆んどすべての終焉が生理的にまったく快感性のものである事を論じたので...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...天下を擧げて之に與ふるも心(こゝろ)慊焉たらざりしものも...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...天下焉(いずく)んぞ風靡(ふうび)せざらんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...又何の總裁に慊焉たらざる所ぞ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...與其五穀魚鹽生焉とあるに依つても...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...なるほど人焉(いずく)んぞ(かく)さんや...
夏目漱石 「草枕」
...始めて文芸の功果は炳焉(へいえん)として末代までも輝き渡るのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...そこに大に理由の存するあり焉さ...
夏目漱石 「倫敦消息」
...夫人はその所為に慊焉(けんえん)たるものあり...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...所感結網学人専攻斯学願樹功微躯聊期報国忠人間万事不如意一身長在轗軻中泰西頼見義侠人憐我衷情傾意待故国難去幾踟決然欲遠航西海一夜風急雨※※義人溘焉逝不還忽長隔幽明路天外伝訃涙潸潸生前不逢音容絶胸中鬱勃向誰説天地茫茫知己無今対遺影感転切私がもし当時マキシモヴィッチ氏の下に行っていたならば...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...三遊亭圓朝無舌居士、妄評多罪、乞諒焉...
正岡容 「我が圓朝研究」
...江戸町與力の倅(せがれ)山崎賞次郎が焉馬(えんば)の名を襲いだのは...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...寂々焉たる禅味」なる乎...
山路愛山 「詩人論」
...太守劉焉はよろこんで...
吉川英治 「三国志」
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