...烏亭焉馬(うていえんば)などの本が沢山にあった...
淡島寒月 「明治十年前後」
...老は人生の終焉である...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...発病・帰朝・終焉・葬儀こう決定してからは一日も早く文学と終始した不愉快な日本の生活から遁(のが)れるべく俄に急(せ)き立って...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...焉(いず)くに在るかな...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それはドイツ古典哲学の終焉の後に...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...終焉(しゅうえん)の恐怖の中における窮極のしかも無益なる避難所!……彼は一瞬間落着いたように見えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...老衰は終焉(しゅうえん)の方へ進んでゆく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の機嫌を損(そこ)ねはせぬかと惴々焉(ずいずいえん)として懼(おそ)れるものの如くである...
中島敦 「南島譚」
...すぐ冗談にしてしまう」「燕雀(えんじゃく)焉(いずく)んぞ大鵬(たいほう)の志(こころざし)を知らんやですね」と寒月君が恐れ入ると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...資本と大土地所有との支配に歴史的終焉(しゅうえん)を与えて...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...彼らにとって作家としての生活の終焉を意味するからだ...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...すると悟空の心臓には常に倍した偕々勃焉の血潮が蘇り...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...所感結網学人専攻斯学願樹功微躯聊期報国忠人間万事不如意一身長在轗軻中泰西頼見義侠人憐我衷情傾意待故国難去幾踟決然欲遠航西海一夜風急雨※※義人溘焉逝不還忽長隔幽明路天外伝訃涙潸潸生前不逢音容絶胸中鬱勃向誰説天地茫茫知己無今対遺影感転切私がもし当時マキシモヴィッチ氏の下に行っていたならば...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...因亦自号焉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...君子疾二沒レ世而名不一レ稱焉...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...管仲囚焉...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...先(ま)づ手近なリユウバンス町(まち)へ曲つて画家が晩年を其処(そこ)に送つて終焉を遂げた旧宅を訪(と)うたが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...少焉(しばらく)ありて眼覚(めさ)むれば何ぞ図(はか)らん...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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