...老人連はこれをしつこいとかあくどいとかいつて嫌ふが、焉ぞ知らん、カンナの漢名は紅蕉といつて、それが南畫の中にでも現はれると至極上品のものゝやうに老人はいふ、さうなると青年は最早それを好まない...
會津八一 「趣味の修養」
...』全勝の花冠は我が頭上に在焉(あり)...
石川啄木 「雲は天才である」
...皆な君の所置ぶりに慊焉(けんえん)たらざるものがあるから...
泉鏡花 「海城発電」
...6.彼が事休す焉...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...練吉の方は吾不関焉(われくわんせずえん)といつた風があることだつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...自由主義の終焉と議会制度の勢力失墜とを歴史的な必然だとして合理化そうとする...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...政党嫌ひの政治家にして焉んぞ自ら政友会を組織することあらむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...劉逢祿の書序述聞には謹案、孔子序周書四十篇、東周之書、惟文侯之命秦誓二篇而已、合而讀之、一爲孱弱之音、一爲發憤之氣、興亡之象昭昭也、春秋書晉人及姜戎敗秦於、公羊子曰、謂之秦、夷狄之也、詐戰書日盡也、穀梁子亦曰、徒亂人子女之教、無男女之別、秦之爲狄、自之戰始也、秦穆不用蹇叔百里子之謀、千里襲鄭、喪師遂盡、晉襄背殯用師、亦貶而稱人、序書何取焉、取其悔過之意、深美約、貽厥孫謀、將以覇繼王也、詩書皆由正而之變、詩四始言文武之盛、而終于商頌、志先王之亡以爲戒、書三科述二帝三王之業、而終於秦誓、志秦以狄道代周、以覇統繼帝王、變之極也、春秋撥亂反正、始元終麟、由極變而之正也、其爲致太平之正經、垂萬世之法戒、一也、と言ひ、又宋翔鳳の尚書譜には謹案、孔子序周書、自大誓訖※命、皆書之正經、以世次、以年紀、其末序蔡仲之命費誓呂刑文侯之命秦誓五篇者、幼嘗受其義於葆先生、曉畢、未能詳紀、犇走燕豫、留滯梁荊、函丈斯隔、七年於茲、茲譜尚書、細繹所聞而識之曰、尚書者述五帝三王五伯之事、蠻夷猾夏、王降爲覇、君子病之、時之所極、有無如何者也、蔡之建國、東臨淮徐、南近江漢、伯禽封魯、淮夷蠻貊、及彼南夷、莫不率從、不意蔡侯一虜、熊貲始大、楚之覇業、先於五邦、呂命穆王、實作自呂、征彼九伯、浸及齊桓、晉秦之興、復在其後、覇者之業、相循而作、帝王之統、由此一變、史伯之對鄭桓言秦晉齊楚代興、史之見秦獻言別五百載復合、運會所乘、惟聖賢能見其微、孔子序五篇於書之終、中候之文究於覇免、所以戒後王制蠻夷式羣侯、不可以不愼、と言つてゐる...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...そしてそこが終焉(しゅうえん)の地となった...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...手を敲(たた)けば盃酒忽焉(こつえん)として前に出(い)で財布を敲(たた)けば美人嫣然(えんぜん)として後に現る...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...あの最後の歌の露が消えてゆくように終焉(しゅうえん)の迫ってきたことが明らかになったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...乃余手鈔写焉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...焉馬あつたら又逢(あ)はう...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...此何以稱焉...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それから貴下に対する小生の重大な責任もこの一文と共に完全に……何でもなく……アトカタもなく終焉を告げて行く事になります...
夢野久作 「少女地獄」
...而其最古者隋唐所創、近猶不下宋代、概皆係明清両朝重修、而輪奐之美存焉...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...太守(たいしゅ)劉焉(りゅうえん)の領内で...
吉川英治 「三国志」
...われ関せず焉(えん)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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