例文・使い方一覧でみる「烏滸」の意味

...世に類（たぐひ）無く烏滸（をこ）なるを... 世に類無く烏滸なるをの読み方
上田敏上田敏訳「海潮音」

...あなた様のご尊名は……」「ウム……言われて名乗るも烏滸（おこ）がましいが... あなた様のご尊名は……」「ウム……言われて名乗るも烏滸がましいがの読み方
辰野九紫「青バスの女」

...自分なんぞが監督したり心配したりするなんて烏滸（おこ）がましいことだと... 自分なんぞが監督したり心配したりするなんて烏滸がましいことだとの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...そんなことを書こうなどというのは烏滸（おこ）がましき業（わざ）だと思う... そんなことを書こうなどというのは烏滸がましき業だと思うの読み方
ドイル　Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳「世界怪談名作集」

...然し東京附近で冬を云々するのは烏滸（おこ）がましい... 然し東京附近で冬を云々するのは烏滸がましいの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...或は少々の烏滸の沙汰かも知れないが……... 或は少々の烏滸の沙汰かも知れないが……の読み方
南部修太郎「現代作家に対する批判と要求」

...しかし烏滸（おこ）がましいが... しかし烏滸がましいがの読み方
西田幾多郎「デカルト哲学について」

...お手討も時代めいて些か烏滸（おこ）だが... お手討も時代めいて些か烏滸だがの読み方
久生十蘭「湖畔」

...ただに死ぬを待つこそ烏滸（おこ）ならめ... ただに死ぬを待つこそ烏滸ならめの読み方
久生十蘭「玉取物語」

...（烏滸がましい偏見かも知れぬが）僕等の側から見ればどんなによく見ても頂戴しかねる... 僕等の側から見ればどんなによく見ても頂戴しかねるの読み方
山中貞雄「気まま者の日記」

...問わず語りで烏滸（おこ）がましいが... 問わず語りで烏滸がましいがの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...烏滸（おこ）なる児言（じげん）... 烏滸なる児言の読み方
吉川英治「三国志」

...烏滸（おこ）な手むかいに出たまでのこと... 烏滸な手むかいに出たまでのことの読み方
吉川英治「私本太平記」

...さてさて汝は烏滸（おこ）なる男かな... さてさて汝は烏滸なる男かなの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...邪魔するな」「烏滸（おこ）なお人よ... 邪魔するな」「烏滸なお人よの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...とんでもねえ烏滸（おこ）な真似（まね）をいたしやした... とんでもねえ烏滸な真似をいたしやしたの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...『なんだ！　貴様に他人の思想を指導する資格があるか』『烏滸（おこ）がましい... 『なんだ！　貴様に他人の思想を指導する資格があるか』『烏滸がましいの読み方
吉川英治「田崎草雲とその子」

...烏滸（おこ）な沙汰ですが... 烏滸な沙汰ですがの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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