...国民の輿望に反して為す無きことが曝露(ばくろ)した様である...
大隈重信 「選挙人に与う」
...其歳費辞退の手続を為すの前に於て一々御協賛を経べきの所...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鳥の変化せしものと為す...
高木敏雄 「比較神話学」
...聡明(そうめい)に用心深く為すべきである...
太宰治 「一日の労苦」
...「道阿弥話」が彼女を目(もく)して生れつき虐を好む婦人であったと為す所以(ゆえん)は...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...侯にして藩閥に殉ずるほどの愚人ならば初めより政友会を組織する如き無益の労苦を為すの謂れなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...無責任なる放言の能く為す所にはあらず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...明治四十三年の初(はじめ)森上田両先生慶応義塾大学部文学科刷新の事に参与せらるるやわが身もその驥尾(きび)に附して聊(いささ)か為す所あらんとしぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...日本(にほん)の現在は文化の爛熟してしまった西洋大陸の社会とはちがって資本の有無(うむ)にかかわらず自分さえやる気になれば為すべき事業は沢山ある...
永井荷風 「日和下駄」
...われ大正当今の世における新しき婦人の為す所を見て翻(ひるがえ)つてわが老婢しんの生涯を思へば...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...およそ四海に事を為す能わざる時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは駒井能登めが為す業(わざ)じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いたずら者の為すところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の為すところは...
中里介山 「大菩薩峠」
...文学におけるまた為すなきなり...
正岡子規 「病牀譫語」
...全地をば美しい世界と為すためである...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...それが吾々の友誼が為すべき正当な行為ではないであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...為すべき事はその一つだ...
山本周五郎 「新潮記」
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