例文・使い方一覧でみる「為」の意味


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...――彼はこの答を避けるに「兎(と)に角(かく)我等は対等だ」と考へない訣(わけ)には行かなかつた...   ――彼はこの答を避ける為に「兎に角我等は対等だ」と考へない訣には行かなかつたの読み方
芥川龍之介 「或阿呆の一生」

...それは誰も一しよに死ぬもののないことに絶望したに起つたではない...   それは誰も一しよに死ぬもののないことに絶望した為に起つた為ではないの読み方
芥川龍之介 「或旧友へ送る手記」

...慇懃(いんぎん)に礼を(な)いて申したは...   慇懃に礼を為いて申したはの読み方
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」

...けれども体の吊(つ)り合ひは少しもそのに損はれてゐない...   けれども体の吊り合ひは少しもその為に損はれてゐないの読み方
芥川龍之介 「鷺と鴛鴦」

...それは彼の弟子たちに教訓を与へるではない...   それは彼の弟子たちに教訓を与へる為ではないの読み方
芥川龍之介 「続西方の人」

...彼はそのに少くとも孤独に堪へる性情を生じた...   彼はその為に少くとも孤独に堪へる性情を生じたの読み方
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」

...しかしそれは独歩自身もモオパスサンになつてゐたである...   しかしそれは独歩自身もモオパスサンになつてゐた為であるの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...自分の道を他人のめに遮ぎられてはならない...   自分の道を他人の為めに遮ぎられてはならないの読み方
伊藤野枝 「惑ひ」

...しかしてこれ実に時日と労力とを要する所以にして短少の歳月のよくすなきの理なり...   しかしてこれ実に時日と労力とを要する所以にして短少の歳月のよく為すなきの理なりの読み方
津田左右吉 「史論の流行」

...内容の充実しない行を敢てして...   内容の充実しない行為を敢てしての読み方
夏目漱石 「それから」

...少なくも私たちにとっては不自然な行じゃなかったのです...   少なくも私たちにとっては不自然な行為じゃなかったのですの読み方
平林初之輔 「アパートの殺人」

...無に暮した日を追想することであった...   無為に暮した日を追想することであったの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...ともかくも大原が(な)さん様(よう)を見ばやとて身を潜めて窺っている...   ともかくも大原が為さん様を見ばやとて身を潜めて窺っているの読み方
村井弦斎 「食道楽」

...「巣鴨村有藝戸数十、毎戸栽菊、培養頗精、有高丈許、枝亦数尺者、繊竹構※、巧造人物禽獣山水楼閣舟車之状、至花時、都人看者群、漫賦一絶...   「巣鴨村有藝戸数十、毎戸栽菊、培養頗精、有高丈許、枝亦数尺者、繊竹構※、巧造人物禽獣山水楼閣舟車之状、至花時、都人看者為群、漫賦一絶の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...教父の美しい行を讃えないものはなかった...   教父の美しい行為を讃えないものはなかったの読み方
矢田津世子 「反逆」

...殆んど作の感じられない大胆さとに...   殆んど作為の感じられない大胆さとにの読み方
山本周五郎 「ちくしょう谷」

...この女の犯罪行の中(うち)には如何にも素人じみた失策が幾つも在るので...   この女の犯罪行為の中には如何にも素人じみた失策が幾つも在るのでの読み方
夢野久作 「暗黒公使」

...江(こう)を溯(のぼ)って無軍(むいぐん)の町へ忍んだのは翌晩だった...   江を溯って無為軍の町へ忍んだのは翌晩だったの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

「為」の読みかた

「為」の書き方・書き順

いろんなフォントで「為」

「為」の英語の意味

「為なんとか」といえば?   「なんとか為」の一覧  


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