...多分あれを炒る時に爆(は)ぜるからハゼと申すのでしょうか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...豆炒(まめい)りを喰べて居たが...
谷崎潤一郎 「少年」
...1/2などであった同時に分析した第二シリーズにおける結論は次の通り1.20標品のうち18標品はチコリーで混ぜ物処理をされていた2.4標品はチコリーの他に炒った小麦を含んでいたコーヒーについての第二の報告...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...いんぎんのバタ炒(い)り...
林芙美子 「朝御飯」
...牛酪炒(ソテエ)...
久生十蘭 「だいこん」
...焼売と炒飯...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...焼売大きくて味気なし、炒飯は、まるで淡りしてゝ話にならない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...豚肉炒麺一つ食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あるいは焙烙(ほうらく)で炒って置くときは...
牧野富太郎 「植物記」
...ブラウンソースはバター一杯をフライ鍋へ入れメリケン粉一杯を入れて黒色になるまで炒りセリー酒大匙一杯...
村井弦斎 「食道楽」
...薬味の中で是非(ぜひ)要(い)るものは先刻(さっき)申した甘漬のチャツネーと西洋の酢漬のピックルとココナツを炒(い)ったものと...
村井弦斎 「食道楽」
...しかし胃の拡張症なんぞにお粥のようなねばったものは悪いと伺(うかが)いましたがどういうものでしょう」お登和嬢「そういう人には先ずお米をよく炒ってそれから牛乳でお粥に炊くのがいいのです...
村井弦斎 「食道楽」
...大抵な病人は普通のお粥でも炒米(いりごめ)の方がお腹(なか)へ障(さわ)りません...
村井弦斎 「食道楽」
...白胡麻ならば炮烙(ほうろく)で炒(い)って擂鉢で摺ってその中へ今取っておいた油揚の白味を入れてまた摺ります...
村井弦斎 「食道楽」
...第十三 メンチトースコロッケーは前の通り炒った肉をドロドロのソースで煮て少し固くなった処へ玉子の黄身を混ぜて冷ましておいてトースパンへ蒲鉾形(かまぼこがた)に塗りつけて玉子の白身へ浸してパン粉をつけてバターで揚げます...
村井弦斎 「食道楽」
...古いパン半斤の中身を手で揉(も)み砕いて先ずフライ鍋へバターを溶かして玉葱の刻んだのをいためてその上へパンを入れて塩胡椒を振って狐色に炒(い)りつけます...
村井弦斎 「食道楽」
...それから料理する前に炮烙(ほうろく)でよく炒(い)って湯の中へ適宜(てきぎ)に入れて塩と砂糖を加えて三十分ばかり掻(か)き廻(まわ)しながら煮ると粉末(こな)が膨(ふく)れてドロドロになる...
村井弦斎 「食道楽」
...イリコ又は炒り乾しといふ處は多い...
柳田國男 「食料名彙」
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