...びりびりと震動する炎々たる焔(ほのお)に燃やし上げたこの有頂天(うちょうてん)の歓楽のほかに世に何者があろう...
有島武郎 「或る女」
...地獄のような火は島の上を炎々と焼きこがしていきます...
海野十三 「怪塔王」
...炎々たる焔に包まれ...
海野十三 「地球発狂事件」
...しかも夏日炎々として人の頭がぐらぐらっとなってるとき...
谷譲次 「踊る地平線」
...炎々の焔遠きに照る如く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...炎々の火をよもすがら...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...又纖弱の女性らはおの/\家に炎々の 520火を燃しつゝ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 240舳より*記號剥ぎとりて舟を炎々の火に燒きつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 595かくして彼ら炎々の火焔の如く戰へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...猛火を船に打かけて瞬く中に炎々の焔起せば舳(へ)をり火は荒れ狂ふ――かくと見てペーレーデース股を打ちパ,トロクロスによびかくる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かくして彼は水師より敵を攘ひて炎々の焔を消しぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...炎々たるネオン・ライトが雲を灼き...
久生十蘭 「魔都」
......
広海大治 「章魚人夫」
...炎々たる焔の渦がごおうっと音をたてている...
北條民雄 「いのちの初夜」
...五炎々たる焔(ほのお)が...
山本周五郎 「風流太平記」
...「空しくは帰られぬ!」意気を炎々と汗の頭からいきり立たせた...
吉川英治 「上杉謙信」
...炎々たる兵燹(へいせん)に罹(かか)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...駿河の国府は、炎々と、焼けていた...
吉川英治 「平の将門」
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