...唯ひとりかの炎々たる熱望を抱きて...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...炎々ともえさかっており...
海野十三 「怪塔王」
...炎々と燃えていましたが...
海野十三 「怪塔王」
...炎々たる港内の火をきっと見つめながら...
海野十三 「火薬船」
...「島山鳴動して猛火は炎々と右の火穴より噴き出(い)だし火石を天空に吹きあげ...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...赤い紅蓮(ぐれん)のような焔が不動の木像を中心にして炎々と燃えあがって見えた...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...663 同名の別人 V 148.かくて兩軍炎々の焔の如く戰へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...炎々として燃えさかる猛火をかけて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...炎々の焔を揚ぐる火の如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...勝たん者には炎々の火にかざすべき大鼎...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...炎々としているのは...
直木三十五 「南国太平記」
...石榴花(ざくろ)凌宵花(のうぜんかつら)宛(さなが)ら猛火の炎々たるが如しといへどもそは決して赤インキの如きにはあらず...
永井荷風 「一夕」
...夜の矢声一篝火(かがりび)が四つ、火花をちらしながら、炎々と、闇を焦がしていた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...炎々(えんえん)たる眸(ひとみ)で...
吉川英治 「黒田如水」
...炎々たる城頭の火柱(ひばしら)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...炎々と紅蓮(ぐれん)を上げて...
吉川英治 「親鸞」
...いかなる聖経(しょうぎょう)も四囲の社会も無視してかかる猛悪な精神が彼の全霊を炎々と焦(や)くのだった...
吉川英治 「親鸞」
...炎々(えんえん)たる狂い火が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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