...自然災害が多く発生し、人々は災禍に苦しんでいる...
...今回の大火災は、町を襲う大きな災禍となった...
...戦争によって、多くの人が災禍を被った...
...政府は、災禍に備えるための対策を講じている...
...災禍に見舞われた人々に対して、国際的な支援が届いている...
...ヨブに大災禍臨みて産は悉(ことごと)く奪われ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...けだし災禍は悪の結果なりとの思想の一発表である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...しからば人の受くるすべての災禍苦難をその犯せる罪の結果と見ることは出来ない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...しかしながらこのたびの災禍(わざわい)がある隠れたる罪の結果なりとは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...三友は患難災禍を以(もっ)て罪悪の結果とのみ見る時代思想の中に呼吸せる人...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その大災禍の中にありて正と義の勝利を確信したのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...一一 災禍を拂つてよくする思想の神格化...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...最近彼の容貌の上に不幸な災禍が見舞ってからは...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...一家なり一国なりにある年は災禍が重畳しまた他の年には全く無事な回り合わせが来るということは...
寺田寅彦 「天災と国防」
...鴨長明(かものちょうめい)の方丈記を引用するまでもなく地震や風水の災禍の頻繁(ひんぱん)でしかも全く予測し難い国土に住むものにとっては天然の無常は遠い遠い祖先からの遺伝的記憶となって五臓六腑(ごぞうろっぷ)にしみ渡っているからである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...それで全国民は函館(はこだて)罹災民の焦眉(しょうび)の急を救うために応分の力を添えることを忘れないと同時に各自自身が同じ災禍にかからぬように覚悟をきめることがいっそう大切であろう...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...来(きた)るべき災禍を鎮めてやるに違いないのだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...災禍はそればかりではない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...災禍の大きかったことは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...草津をすぎると漸くあたりも青々として災禍の色から解放されていた...
原民喜 「夏の花」
...草津をすぎると漸くあたりも青々として災禍の色から解放されてゐた...
原民喜 「夏の花」
...尤もこの奇習は戦争以前にも行はれてゐて已にその当時この災禍から免かれるため張りめぐらされてゐた金網までがさらに破損され...
正岡容 「下谷練塀小路」
...(一)「戦争の常たる」殺戮・掠奪・捕虜・凌辱等の災禍が基督者の上にも加わったのは何故であるか...
矢内原忠雄 「読書と著書」
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