...歯医者の断々乎たる顔とは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...断々乎として造らねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...断々乎(こ)一種他の力のいかんともし難きものありて存せるならむ...
泉鏡花 「海城発電」
...断々乎一種他の力の如何ともしがたきものありて存せるならむ...
泉鏡花 「海城発電」
...断々乎としてアルスタアの攻撃力を拒否するというのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...断々乎(だんだんこ)として僕は反対だ...
太宰治 「新ハムレット」
...しかして今日において氏をして断々乎としてかのコブデン...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...今日は例に似ず大いに断々乎(だんだんこ)としているね」「だって欽吾さんは...
夏目漱石 「虞美人草」
...そんなにお延を大事にしちゃいませんて」「しかしそれは御挨拶(ごあいさつ)におっしゃっただけね」「いいえ私は本当のところを云ったつもりです」夫人は断々乎(だんだんこ)として首肯(うけが)わなかった...
夏目漱石 「明暗」
...こう、きちんとした、理路整然たる、胸のすくような、快刀乱麻を断つってえな風な、「ネー、テー、ドーン」といった調子で、断々乎として、生きて行きてえもんだ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...断々乎としてアンナ夫人の味方になったのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...正木先生は断々乎として言明しておられたので御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今日までも断々乎(だんだんこ)として一貫している筈だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...はた宇宙の美のために断々乎として歩むならば吾人は霊的本能主義の一戦士として喜んで彼を迎えたい...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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