...その火酒(ウォッカ)はなみなみとつがれた...
海野十三 「大使館の始末機関」
...それから例の火酒を少々貰いに来たのさ」「それだけですか...
海野十三 「地球発狂事件」
...火酒の味!樹明君から来信...
種田山頭火 「其中日記」
...生(うま)れなんだが優(まし)であったものを!速(はや)う火酒(しゃうちう)を持(も)って來(き)て下(くだ)され!殿(との)さまえ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ジャン・ヴァルジャンは火酒を一口のんで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...火酒(ウォッカ)や焼酎(しょうちゅう)で喉(のど)をつぶした老人のような声だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」と君江は棚の上に載せたままにして置いた角壜(かくびん)の火酒を取りおろして湯呑(ゆのみ)につぎ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...吹雪、シベリヤ、監獄、火酒、ネフリユウドフだが何も知らない貧しい少女だつた私は洋々たる望を抱いて野菜箱の玉葱のやうにくりくり大きくそだつて行つた...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...古いザパロージェ人の老人(としより)たちがパンドーラを弾きながら火酒(ウオトカ)を飲んでいる...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...ソローハの手づから火酒(ウォツカ)を一杯のみほして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...猶太の蜜酒を持つて来い! それに火酒(ウォツカ)も飲まないんだ! 変てこな話さ! 主...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...火酒に眼がないのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...老父は乳入りの*レミーシュカだけを食べて、火酒のかはりに、懐ろから何か黒い水のやうなものの入つた壜を取り出して呑んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...かうした宿屋で決してきらしたことのない火酒(ウォツカ)を一杯だけ注文すると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...顔の筋ひとつ動かさねえで三合の余もある火酒をひと息に呑みほすやうな若者を見たなあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...うしろから叔母のからだへ火酒(ウォツカ)をぶつかけをつたのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...つぎに運ばれてきた火酒(ウォッカ)の壜(びん)からは...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...ここで私はロシア煙草と火酒(ウオッカ)と世界の新聞を読んで一日を暮した...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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