...この地域は商業の「火薬庫」として栄えた...
...彼女の心の中は感情の「火薬庫」のようだ...
...不注意で誤った操作をすると、この機械は「火薬庫」になる...
...そのパーティーは彼女の出現で「火薬庫」になった...
...時々、会社の会議は「火薬庫」になることがある...
...△△は火薬庫に火のはいったために俄(にわ)かに恐しい爆声を挙げ...
芥川龍之介 「三つの窓」
...火薬庫を爆破させたのもこの二人のやったことだとおもわれるが...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...トルコ軍の火薬庫の位置が...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...目的の火薬庫へつきました...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...火薬庫に入れこんだ...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...同じ衛兵でも衛門や火薬庫を守っている者には全然聞えなかった...
田中貢太郎 「戦死者の凱旋」
...火薬庫に忍込んで...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...冷凍船虎丸(タイガーまる)の火薬庫は爆発しそうにもなく...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...大塚の旧の火薬庫近くに一戸を構へ...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...火薬庫が爆発した様に劇(はげ)しい雷(らい)が鳴った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...時ならぬ落葉を踏み踏み火薬庫の裏手を行人坂(ぎょうにんざか)の方へと歩いた...
永井荷風 「写況雑記」
...この通を行尽すと音羽(おとわ)へ曲ろうとする角に大塚火薬庫のある高い崖が聳え...
永井荷風 「日和下駄」
...夕方から酒が始まって、お客の帰ったのは亥刻(よつ)(十時)頃、――お清さんがそれから間もなく、若旦那の殺されているのを見付けたのでございます」「奉公人は?」「皆んな出払って、店には私と寅松だけ、嫁のお清さんは客の相手で、お勝手には飯炊きのお熊どんと行儀見習に下田の取引先から来ているお浜さんが、燗(かん)を付けたり、料理の世話をしたり、ちょっとの暇もなく立働いていたそうでございます」「殺された若旦那は、宵から二階などへ上がっていたのか――この節は御触れがやかましくて、町家の二階では灯(あかり)を点けてならぬことになっているはずだが――」万治(まんじ)三年(一六六〇)は正月から大火があって、湯島から小網町まで焼き払い、二月は人心不安のため将軍日光社参延引を令し、六月には大坂に雷震、火薬庫が爆発し、とうとう江戸町家の二階で紙燭(ししょく)、油火、蝋燭(ろうそく)を禁じたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...火薬庫が爆発した...
原民喜 「夕凪」
...「もはやこれまで!」と自ら火薬庫に火をつけて爆沈した...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...メフィストをやったのが陸軍の火薬庫の技師をしていたイタリー人のプラチャリネ...
三浦環 「お蝶夫人」
...眼の前に火薬庫が破裂したかのように...
夢野久作 「暗黒公使」
...目黒の火薬庫の爆発はその帳尻を誤魔化(ごまか)すために遣ったものだとも云います...
夢野久作 「爆弾太平記」
便利!手書き漢字入力検索