例文・使い方一覧でみる「火花を散らして」の意味

...火花を散らして駆け来る中（うち）... 火花を散らして駆け来る中の読み方
大隈重信「世界平和の趨勢」

...お互い心理の読みあいに火花を散らして戦っている... お互い心理の読みあいに火花を散らして戦っているの読み方
太宰治「畜犬談」

...火花を散らして切結び（hard and quick came the blows）... 火花を散らして切結びの読み方
テニソン　Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳「アーサー王物語」

...型が違って互角なのが虚々実々と火花を散らして戦うところは古今の観物（みもの）だ...
中里介山「大菩薩峠」

...何十何万の兵士が火花を散らして合戦をしたそのあとだ... 何十何万の兵士が火花を散らして合戦をしたそのあとだの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...竹槍の先が火花を散らして... 竹槍の先が火花を散らしての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...悠々、空を埋める恒星の大群、蜿蜒（えんえん）、天を貫く銀河の長流は、宇宙外の宇宙、超銀河系の星雲まで加えて、われらの葉尖きを、灼（や）き爛（ただ）らさんばかり、火花を散らして、軋（きし）りめぐる……... 悠々、空を埋める恒星の大群、蜿蜒、天を貫く銀河の長流は、宇宙外の宇宙、超銀河系の星雲まで加えて、われらの葉尖きを、灼き爛らさんばかり、火花を散らして、軋りめぐる……の読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...この二つのものが火花を散らして切り結ぶ関門があると予想していた...
夏目漱石「それから」

...皆んな二階に躍り込んで火花を散らして戦つて居るに... 皆んな二階に躍り込んで火花を散らして戦つて居るにの読み方
楢崎龍、川田雪山「千里駒後日譚」

...丑寅（うしとら）の強風が滝のような雨とともに火花を散らして吹きつけてきた... 丑寅の強風が滝のような雨とともに火花を散らして吹きつけてきたの読み方
久生十蘭「重吉漂流紀聞」

...ぱちぱちと青白い火花を散らして重油を焚（た）いている... ぱちぱちと青白い火花を散らして重油を焚いているの読み方
平田晋策「昭和遊撃隊」

...指先に火花を散らしてこの信号を打ち続けた... 指先に火花を散らしてこの信号を打ち続けたの読み方
牧逸馬「運命のＳＯＳ」

...相互ひに火花を散らして激論した古代ギリシヤの二人の哲学者の両方を尤もだと思ふので困つてしまふ...
牧野信一「吾家の随筆」

...火花を散らして渦を巻いた... 火花を散らして渦を巻いたの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...眼から火花を散らして躍り舞う... 眼から火花を散らして躍り舞うの読み方
南方熊楠「十二支考」

...互いに火花を散らしているらしい二人の博士の緊張ぶりに心を惹（ひ）かれながら……... 互いに火花を散らしているらしい二人の博士の緊張ぶりに心を惹かれながら……の読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...激しく火花を散らして上下に斬り結び出した――と見る間に玄蕃の斜め下しに捨てた太刀を...
吉川英治「剣難女難」

...得体の知れぬ虹のようなものが火花を散らして爆発した――と... 得体の知れぬ虹のようなものが火花を散らして爆発した――との読み方
蘭郁二郎「夢鬼」

「火花を散らして」の書き方・書き順