...沈殿をふつうのタバコ・パイプの火皿に入れて赤熱すると煉瓦のように硬くなる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...菓子をとろとろ煮てゐる火皿(ひざら)がおまへの心だ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...火皿に足りさうもないので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火皿に足りそうもないので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...唐紙越しに隣りの部屋の主人の胸を撃つやうに仕掛けて鐵砲の火皿へ長い線香を一本...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...梁(はり)の上の鐵砲の火皿に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その火皿に線香を立てたのも私に違ひありません」お富は兩手を後ろに廻して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鐵砲の火皿に立てて行つた線香は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...のぼせているので火皿(ほざら)の方を口へもっていった...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...硫黄が燃えきって火皿の目から下へ落ちると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...騎銃の埃りを拭いて火皿へ火薬を注ぎ込んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...燃えさした跡の火皿(ひざら)がしばらくは一人で晃々(きらきら)...
山田美妙 「武蔵野」
...キセルの火皿に詰め...
山本周五郎 「季節のない街」
...キセルの火皿をほじくった...
山本周五郎 「季節のない街」
...ギリシアのオリンピアから運ぶ鉄の火皿の三本の脚と脊を比べるとまだ一尺を見上げねばならぬ...
横光利一 「欧洲紀行」
...そのかぼそい骨や火皿を微塵(みじん)に散らしました...
吉川英治 「江戸三国志」
...魚油を点(とも)した火皿(ひざら)の燈心が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...六行だ」火皿の獣油がとぼりきれたのを機(しお)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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