...烈々たる火の手が見える...
海野十三 「空襲警報」
...たちまち四方から火の手におかこまれになって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...火の手が見えないのでせっかく来た消防が引き上げてしまう...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...事によると火の手がかう大きくなつたのも...
徳田秋聲 「フアイヤ・ガン」
...頻りに尾崎排斥の火の手を煽り立て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...日本科学などもその波に乗って火の手を揚げた時代である...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...火の手が見えだして...
原民喜 「永遠のみどり」
...火の手のあがったのが四ツ半だということだったが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...裏手から新しく出た火の手は...
火野葦平 「花と龍」
...異教迫害の火の手に追われて...
吉川英治 「江戸三国志」
...火の手となって勃発(ぼっぱつ)いたした...
吉川英治 「黒田如水」
...濛々と火の手があがるだろう...
吉川英治 「三国志」
...火の手があがりましたぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...土民一揆の火の手を諸所に挙げ...
吉川英治 「新書太閤記」
...この朝の火の手と煙は...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて火の手が揚がるはずですから」宋江の言は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...もう火の手は鎮(しず)まっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...同時に無数の火の手が上がった...
和辻哲郎 「地異印象記」
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