...火の元は亜米利加にあつたやうだ...
芥川龍之介 「点心」
...だから君は今後ますます大切に扱(あつか)われるだろう」「そんなに彼等は興味を持っていますかね」そのことが災難の火の元だとは知らずに...
海野十三 「海底都市」
...たとえば雷電の火の元子は薪炭の火の元子よりも微小であるから...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...煙や火の元子は尖鋭(せんえい)な形をもっているが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...戸締りや火の元の用心...
徳田秋声 「足迹」
...時々出した火の元用心の觸れ書も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ときどき出した火の元用心の触れ書も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...火の元の用心までも嚴重に見張つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火の元の用心までも厳重に見張って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...火の元取締の法は一般に非常に厳重になった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかし精々注意を加えて火の元などは用心するに越したことはない」と当然すぎるほど当然の注意をしたところ...
武者金吉 「地震なまず」
...「火の元を消さなければ悉(ことごと)く死罪を言い付けるぞ...
室生犀星 「野に臥す者」
...火の元をよく気をつけてくれよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...けれど、これくらいなお邸(やしき)なら、物の在所(ありか)、御地内の広さ、下水口、火の元、およそのことは、寝ていて物音を聞いていても考えられます」「ふむ……なるほど」「お草履も、どこにあるか、先ほど見届けておきました...
吉川英治 「新書太閤記」
...火の元の用心、留守中の女のつとめ、それとお母様への心がけなど」「あの子もなかなか如才(じょさい)ないところがあるでの...
吉川英治 「新書太閤記」
...わけて火の元の要心なども」言いながら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...内蔵助は、次部屋で吉田忠左衛門と立ち話をしていたが、忠左衛門は、城に泊って、火の元や、夜警の任にあたるというので、玄関まで歩きながら話を続けて別れた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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