...麹町の英國公使館裏に快樂亭と云ふ瀟洒な西洋料理店があつて...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...「なんという瀟洒(しょうしゃ)なこころよい建築であろう...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...瀟洒(しょうしゃ)な服装をした背の高い男がこのホテルの支配人...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...人に与うる私の全体の印象が沈欝であって――質素(じみ)で燻(くす)んで言葉が流暢(りゅうちょう)でなく……つまり一口に言って瀟洒(シック)とか典雅とか俊敏(スマート)とか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...西班牙(スペイン)風な瀟洒(しょうしゃ)な住宅があったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...軽(かる)い瀟洒(せうしや)な夜会服(やかいふく)を着(き)たのや...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...今日大正十三年の女子が厚化粧に比すれば瀟洒(しょうしゃ)の趣(おもむき)売女とは思はれぬなり...
永井荷風 「桑中喜語」
...容貌瀟洒(ようぼうしょうしゃ)というに近いほど...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中里介山 「大菩薩峠」
...瀟洒たるバンガロー風の家だ...
中島敦 「環礁」
...この瀟洒な紳士にしても...
久生十蘭 「魔都」
...瀟洒な素晴らしい構えの住宅は国庫に没収されて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...瀟洒な衣裳が竝んでかけられてあつた...
堀辰雄 「おもかげ」
...瀟洒なところのあるのがすき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...瀟洒(せうしや)とした仏蘭西(フランス)ルネツサンス式の...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...瀟洒(あつさり)として美味(うま)い夕飯(ゆふめし)であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...希臘(ギリシヤ)や伊太利(イタリイ)から普及した古い美術の品のよい瀟洒(せうしや)な所が久しい間に外(ほか)から影響したのでは無いか...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...そこの瀟洒(しょうしゃ)な家の水屋へかくれた...
吉川英治 「平の将門」
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