...それから以来は度々往来して互に相披瀝して国事を談ずるを快としたそうだ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...瀝青(チャン)のように...
田中英光 「オリンポスの果実」
...早速読者諸君に披瀝しなかったことを...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...機関説問題に就いての海軍部内の所信を重ねて披瀝する処があった...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その全部を披瀝して何かを...
直木三十五 「大阪を歩く」
...サーッと軒を払って散る淅瀝(せきれき)の声が止むと...
中里介山 「大菩薩峠」
...萩の花の落ちこぼれた水の瀝(したた)りは...
夏目漱石 「永日小品」
...同年十月十五日赤心を披瀝した上向文を遺して...
長谷健 「天草の春」
...生活のみならず愛というかたちにおいても男同士の間に重要な絆が存するという彼の価値観を披瀝する...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...わしはあれを突っぱなすような真似は出来んのじゃ!』彼はこのような父性愛を披瀝して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...吾々の想像が描出し得る神祕境を披瀝するのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...政権争いをこえて世界をあかるくするための誠意の披瀝されたウォーレスの綱領を好意的に迎えた...
宮本百合子 「新しい潮」
...ありどおりのいきさつと自分の心持とを披瀝していた...
「海流」
...「どれほどわたしの奉ずる宗教があなたがたの披瀝するそれよりも寛大であるかを見せてあげよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は今度朝鮮に対する私の情を披瀝(ひれき)するために...
柳宗悦 「民藝四十年」
...私は朝鮮への敬念や同情を披瀝(ひれき)した...
柳宗悦 「四十年の回想」
...これなん孔明がふたたび悲壮なる第二次北伐の決意を披瀝(ひれき)したいわゆる「後出師表(ごすいしのひょう)」であった...
吉川英治 「三国志」
...真実の身分を披瀝して...
吉川英治 「平の将門」
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