...此大河瀘州(ろじう)を流れ三峡(けふ)のふもとを過(す)ぎ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...(三)英才雲と群がれる世も千仭の鳳高く翔くる雲井の伴やたそ東新野の夏の草南瀘水の秋の波戎馬關山いくとせか風塵暗きたゞなかにたてしいさをの數いかに...
土井晩翠 「天地有情」
...邊塞遠く雲分けて瘴烟蠻雨ものすごき不毛の郷に攻め入れば暗し瀘水の夜半の月...
土井晩翠 「天地有情」
...然(しか)ラザレバ当時瀘水ノ頭(ほとり)...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺たちはこれから瀘水(ろすい)の向う岸に移り...
吉川英治 「三国志」
...瀘水(ろすい)を前にして...
吉川英治 「三国志」
...もし敵が瀘水を渡って火攻めをして来たら防ぎはつきますまい」「然り...
吉川英治 「三国志」
...死地の中へも歓んで参ります」「ここから約百五十里の瀘水の岸に...
吉川英治 「三国志」
...これを瀘水(ろすい)の岸まで送って放した...
吉川英治 「三国志」
...いやその頃すでに――瀘水(ろすい)の上流をこえ...
吉川英治 「三国志」
...孟獲はただひとり瀘水(ろすい)の上流へ逃げ奔(はし)っていた...
吉川英治 「三国志」
...舟を乞うと、瀘水を渡り、自分たちの山城へ帰ろうと登ってゆくと、山寨の上から蜀の大将馬岱が旗を負い、剣を杖とし、「孟獲、孟優、何を望む...
吉川英治 「三国志」
...孔明の大軍は瀘水(ろすい)もうしろにして...
吉川英治 「三国志」
...俺が瀘水(ろすい)でやった布陣をそのまま真似していやがるな」野性は驕(おご)るに早い...
吉川英治 「三国志」
...それと当年の蛮都を写している原書三国志の記述を見ても――コノ地銀坑山ト曰(イ)ウハ、瀘水(ロスイ)、甘南水、西城水ノ三江繞(メグ)リ、地平(タイ)ラカニシテ北千里ガ間ハ万物ヲ多ク産シ、東三百里ニシテ塩井(エンセイ)アリ、南三百里ニシテ梁都洞(リョウトドウ)アリ、南方ハ高山ニシテ夥(オビタダ)シク白銀ヲ産ス...
吉川英治 「三国志」
...瀘水(ろすい)のほとりまで見送ってきた...
吉川英治 「三国志」
...この瀘水でも多くの味方を失い敵兵を殺していた...
吉川英治 「三国志」
...瀘水の犠牲(いけにえ)より始まるもので...
吉川英治 「三国志」
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