...『俺(わし)は古(ふる)くからこの瀑布(たき)を預(あず)かっている老人(としより)の竜神(りゅうじん)じゃが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...私(わたくし)はただ瀑布(たき)の音(おと)に溶(と)け込(こ)むようにして...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...』私(わたくし)は早速(さっそく)修行場(しゅぎょうば)から母(はは)を瀑壺(たきつぼ)の辺(ほとり)に連(つ)れ出(だ)しました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...頭の上には瀑布(たき)の水漲り落つる如くなりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...火の子迸(ほとばし)り落ちて赤き瀑布(カスカタ)を見る心地す...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ドストエフスキーを読んで落雷に出会ったような心地のした私は更に二葉亭に接して千丈の飛瀑(ひばく)に打たれたような感があった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...白木綿(しらゆふ)の瀑...
大町桂月 「足柄の山水」
...曰く、棚澤瀑、高さ三十丈、幅二間...
大町桂月 「足柄の山水」
...これ大熊の雄瀧也たら/\下りて、瀑底に就く...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...鹽原の諸瀑に冠たりなど...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...而して三十丈の飛瀑と云ふのみにても...
大町桂月 「十和田湖」
...ここは奔湍であって瀑布があるのでないから...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...五時五十分に不動瀑布上の野営地に着いた...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...飛瀑が懸つてゐるのが白く見えてゐる...
近松秋江 「湖光島影」
...瀑布(ばくふ)の咆哮(ほうこう)は無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...瀑布をかけた沢などを渡る...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...実は幅の広い瀑(たき)を月賦(げっぷ)に引き延ばしたくらいなものである...
夏目漱石 「坑夫」
...なほ此の澤には今擧げた瀑の外に二つばかり著しいものがあつた)再び出かけるともう磧は廣くて瀑は藥にしたくもない...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
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