...第三に浦上玉堂(うらがみぎよくだう)の瀑布(ばくふ)は琉球泡盛(りうきうあわもり)のやうに煮え返つてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...つづいて瀑布(たき)の方向(ほうこう)に当(あた)って...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...大瀑布! 大瀑布がある」残りの三人宙を飛んで馳(か)けつけた...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...大瀑と稱する瀑布ありと聞き...
大町桂月 「赤城山」
...このあたりに有名なる瀑にて...
大町桂月 「足柄の山水」
...左崖に一瀑あり...
大町桂月 「足柄の山水」
...雌瀑を見來りて、この雄瀧に對すれば、更にまた目覺むる心地す...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...瀑布多しと稱せらるゝ日光...
大町桂月 「十和田湖」
...点返りの瀑を離し...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...彼の頬被りした海水帽(かいすいぼう)から四方に小さな瀑が落ちた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...此の深い谷の向の瀑に相對した處はさつき瀑へおりた山腹でびつしりと蕎麥の花がさいて居る...
長塚節 「佐渡が島」
...ただ一条の雪の急流――むしろ瀑布だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...野と山を越して行けば華厳の瀑がある...
夏目漱石 「坑夫」
...落下する瀑布のような早さで南方へとどろき流れる奔流――これを潮流と呼んでいいものなら...
久生十蘭 「南極記」
...瀑布の轟きや絶え間なき水しぶきの中に生い茂る絵のような樹木や常春藤(きづた)もなく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何れも川源は嶋中の山にして瀑布有るよし...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...五月九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(石井柏亭筆「佐野瀑図」の絵はがき)〕五月九日『万葉秀歌』はもう夙(とっく)についていなければならないのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...素練一条懸瀑水...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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