...海賊と波濤とを敵とせる伊勢平氏の子弟にして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...帆柱のうえにまでとどく荒れ狂う怒濤(どとう)をかぶりながら...
海野十三 「恐竜島」
...群衆は怒濤(どとう)の様にもみ合った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
......
高見順 「死の淵より」
...濤川氏七宝の花瓶と並んで金賞となりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
... 620澎湃としておしよする波濤の怒ものとせず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人の心の底を大きな波濤(はとう)が過ぎる時こそ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかもその怒濤は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それでもなお残忍な波濤の間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...蔭へ廻ると「濤子さん――」と言ったような無礼な口を利くそうで...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...小間使が松濤の石黒さまからといって...
久生十蘭 「予言」
...脚下の怒濤を見降ろしたのであるが――なるほどね...
牧野信一 「環魚洞風景」
...怒濤もあれば、気味わるい干潟の見えるときもある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...林間堂濤(どうとう)の響きをなすものは...
吉川英治 「江戸三国志」
...ほとんど怒濤の前に手をもって戸を立て並べるが如き脆(もろ)さでしかなかった...
吉川英治 「三国志」
...波濤(はとう)の軍勢は...
吉川英治 「私本太平記」
...……何濤とやら、これはたいへんなお役目、ご苦労だな」「よろしく、お力添えのほどを」「もちろんだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...他藩の人々も怒濤(どとう)のように...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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