...他の部落に属する女を奪ひ取らうとする濠洲人は...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...幸(さいわ)いに八千噸(トン)ばかりの濠洲汽船が今出帆しようとしていたところなので...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...濠太剌利亜人或は「ブラジル」人の神話は...
高木敏雄 「比較神話学」
...銀座の方へ歩くものと濠端の方へ行くものと二組に別れた...
竹久夢二 「砂がき」
...その一人を濠の中へ蹴込みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう天然のお濠が出来ているという城はほかにはなかろうぜ...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の蓮(はす)の咲いている濠(ほり)へ出たりまた狭い町へ出たりしたが...
夏目漱石 「行人」
...濠(ほり)を隔てて高い土手の松が...
夏目漱石 「それから」
...お濠(ほり)の方へ行った様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お濠に落ちてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...濠洲に金鉱が発見された...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...濠洲のヨーク岬までは...
久生十蘭 「手紙」
...濠端を通る人影はまばらだった...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...アフリカにしたって濠洲にしたって...
横光利一 「上海」
...夜更けて帰る濠ばたの柳の靄の水浅葱(みづあさぎ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...すぐ真下(ました)の作事場(さくじば)――内濠(うちぼり)のところにうつすと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...清洲城の濠際(ほりぎわ)へ来た頃には...
吉川英治 「新書太閤記」
...上野城の濠際(ほりぎわ)へ迫った...
吉川英治 「新書太閤記」
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