...ドーバー海峡という恐るべき大水濠の掩護によって...
石原莞爾 「最終戦争論」
...お濠に沿つて歩いた...
太宰治 「火の鳥」
...その濠に沿って曲(ま)がって一町ほど行った所が役場だと清三は教えられた...
田山花袋 「田舎教師」
...廣き塹濠容易くもわれの駿馬はとびこさん...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...3 トロイア軍は先に塹濠の前に戰車を殘して進み來れり(XII 75 以下)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あのお濠(ほり)の傍で...
中里介山 「大菩薩峠」
...濠州の大陸にも、南洋の島々にも、日本兵の殺人行為はくりひろげられた...
蜷川新 「天皇」
...鎌倉河岸のお濠(ほり)の方へ出てみました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...居城修復のため、江戸から神田末廣町の棟梁(とうりやう)柏木藤兵衞といふ、有名な城大工を國許まで呼び寄せ、濠、石垣から、三の丸、二の丸、本丸の繪圖面(ゑづめん)を引かせ、その上、嚴重にも嚴重を極めた、修復の原案を書き加へて、家老石津右門、藤兵衞と一緒に繪圖面を携(たづさ)へて江戸表に着いたのは四五日前のことでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お濠(ほり)や下水の差し水を嫌つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...結局のところ濠洲黄金狂時代の申し子であった巨船「グレート・イースタアン」が...
服部之総 「黒船前後」
...「もう少し歩いて行きましょう」と女は濠端(ほりばた)に添う道の方へ彼を誘った...
原民喜 「火の唇」
...濠洲からダアバンまでワラタ号に乗って来て...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...濠(ほり)を渡って逃げて来たものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...――本能寺の濠(ほり)を以て海洋を測(はか)るから間違ってくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは濠(ほり)をなして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...館の濠へ落ちていた...
吉川英治 「源頼朝」
...何が、どうしたのさ」「さあ、その濠の中へ、あたしを突きとばしておくれ...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??