...濁世を生きるとは思っていなかった...
...彼女は濁世の中国文学を専攻している...
...長期間の闘病生活の中で、彼は濁世と向き合ってきた...
...日本の歴史の中でも、濁世を生き抜いた人々がたくさんいた...
...現代社会の中でも、濁世に立ち向かう力が必要だ...
...濁世(だくせい)の都をさして行くもよし...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...濁世の都をさして行くもよし...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...またのこのこ濁世の親御の家へ帰って泣いておわびをするなどは古今に例の無い事のようにも思われますし...
太宰治 「新釈諸国噺」
...自分は口惜しくも濁世(じょくせ)に生れ合わせて無実の讒奏を蒙(こうむ)り...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...汝(おぬし)が賣(う)りかぬる此(この)些末(さまつ)なる藥種(やくしゅ)よりも此(この)濁世(ぢょくせ)では遙(はるか)に怖(おそろ)しい人殺(ひとごろ)しをするもの...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...とうてい濁世煩悩界の人間の事業にあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その時「往生極楽の教行(きょうぎょう)は濁世(じょくせ)末代の目足なり...
中里介山 「法然行伝」
...濁世(だくせ)のあるゆる侵害(しんがい)からこの人を守る楯(たて)となること...
中島敦 「弟子」
...濁世(じょくせ)にはびこる罪障の風は...
夏目漱石 「薤露行」
...「この穢土(えど)濁世(だくせい)にこんな人達が...
「處女作の思ひ出」
...この假現の濁世(ぢよくせ)穢土(ゑど)から遁(のが)れようとしたのです...
南部修太郎 「猫又先生」
...わずかにこれこの菩薩濁世に生まれて天子すら悪をなすべからざるの理を実証明示せるなりと言う...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...この暗澹(あんたん)たる濁世(じょくせ)にも...
吉川英治 「三国志」
...濁世(だくせ)のとき...
吉川英治 「三国志」
...濁世(じょくせ)のなかにも気を養うという術(すべ)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...てまえは固く信じまする」末期宋朝(そうちょう)の濁世(じょくせ)にも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...濁世(じょくせ)のどん底とはいえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...濁世(じょくせ)に喘(あえ)ぐ良民の味方たらんとするのが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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