...こけた頬の上に赤く濁った眼がぎろりと私にそそがれた...
梅崎春生 「桜島」
...赤く濁った眼で僕を見返した...
梅崎春生 「蜆」
...部屋の隅で二三人が低い濁った声で歌いだした...
梅崎春生 「風宴」
...暗緑色に濁った濤(なみ)は砂浜を洗うて打ち上がった藻草をもみ砕こうとする...
寺田寅彦 「嵐」
...前者の「秋の空尾の上(え)の杉(すぎ)に離れたり」「息吹きかえす霍乱(かくらん)の針」「顔に物着てうたたねの月」「いさ心跡なき金のつかい道」等にはなんらか晴れやかに明るいホルンか何かの調子があるに対して「つたい道には丸太ころばす」「足軽の子守(こもり)している八つ下がり」その他には少なくも調子の上でどことなく重く濁ったオボーか何かの音色がこもっている...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...「湖の水はいくら濁ったって構うものか...
夢野久作 「ルルとミミ」
...喫茶店カツミの濁った空気にはふさわしくなかったし...
豊島与志雄 「白木蓮」
...牛乳のように白く濁った頭を涙の海に沈めて...
永井隆 「長崎の鐘」
...太陽はそのうす濁った砂の霧の奥から...
中島敦 「虎狩」
...これまた濁った低い空のほの明りを...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...水の量が泥の量より少いくらい濁ったものが際限なく押し寄せて来る...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...濁った流れは青い海水のなかに...
本庄陸男 「石狩川」
...濁った川でも釣らないことはありません...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...――とろんと濁った眼だった...
山本周五郎 「お美津簪」
...どこにそんな濁った者がいるか」禰衡(ねいこう)も...
吉川英治 「三国志」
...赤く濁った瀬田川の水に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どんよりと濁った層を通してのみ太陽を見...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...濁った川が深い眠りを眠っているように見えた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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