...いつも暗澹(あんたん)としている筈(はず)である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...彼等通人(つうじん)も肚(はら)の中では如何(いか)に人生の暗澹(あんたん)たるものかは心得てゐたのではないであらうか? しかもその事実を回避(くわいひ)する為に(たとひ無意識的ではあつたにもせよ)洒落(しや)れのめしてゐたのではないであらうか? 彼等の一人(ひとり)...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...その感じから暗澹たる色彩を奪ったのは...
芥川龍之介 「毛利先生」
...僅に残存した数十冊が表帋(ひょうし)は破れ周囲は焦げて惨澹たる猛火の名残を留めていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...一時は酒壜の底に一滴(いってき)の酒もなくなったときのような暗澹(あんたん)たる気持に襲われたよ」「しかしまあ...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...外の暗澹とした黄昏(たそがれ)を眺めた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...フランス芸術のもっとも暗澹(あんたん)たる時代の間に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かの暗澹たる鎧櫃の間へ走り込んだのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...暗澹たる灰色の四囲の中をただ雪のみが横なぐりに吹いて殆ど水平に飛ぶ...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...天色惨澹トシテ朔風雪ヲ捲キ...
成島柳北 「祭舌文」
...惨澹たる生存威嚇であるという事実にまで思い及んで...
宮本百合子 「鬼畜の言葉」
...女房に冷澹(れいたん)になったとか...
森鴎外 「雁」
...私欲に澹泊にして公事に熱烈なる稟性と...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...良人の慘澹たる社會面の生活苦や創造苦は見てもやらないし...
吉川英治 「折々の記」
...暗澹(あんたん)となった...
吉川英治 「三国志」
...暗澹たる危惧(きぐ)の底に沈んで...
吉川英治 「三国志」
...暗澹(あんたん)たる前途に一道(いちどう)の光明をここに見たのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...暗澹(あんたん)たる蘆(あし)のそよぎに見えなくなる...
吉川英治 「神州天馬侠」
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