例文・使い方一覧でみる「澹」の意味


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...いつも暗(あんたん)としている筈(はず)である...   いつも暗澹としている筈であるの読み方
芥川龍之介 「侏儒の言葉」

...暗たる戦雲が再び天地を掩(おお)うに至ると見るのである...   暗澹たる戦雲が再び天地を掩うに至ると見るのであるの読み方
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」

...農産物はその種類の何たるを問はず低廉無此或(あ)るものは市場(いちば)へ出荷するもその運賃さへとれぬやうな次第殊(こと)に当地方の苺(いちご)耕作者の如(ごと)き実に惨(さんたん)たるものにて破綻(はたん)又破綻...   農産物はその種類の何たるを問はず低廉無此或るものは市場へ出荷するもその運賃さへとれぬやうな次第殊に当地方の苺耕作者の如き実に惨澹たるものにて破綻又破綻の読み方
相馬泰三 「新らしき祖先」

...惨(さんたん)たる懊悩(おうのう)の影が現れ...   惨澹たる懊悩の影が現れの読み方
谷崎潤一郎 「武州公秘話」

...ことにその斬られっぷりというのが無残なもので、腹を下から裂かれたり、口だけを輪切りにされたり、前脚を二つ斬り落されて、まだビクビク息を引いていたり、真向に断ち割られて二言ともなくのめっていたり、戸にハサまれて頭を砕かれていたり、その惨たる、さながら、わざとした曲斬りか、そうでなければ、こういうふうに斬りこまざいて、他から持参して、わざわざここへ、こんなふうに蒔(ま)き散らして行った奴があるのではないか、とさえ想わせられました...   ことにその斬られっぷりというのが無残なもので、腹を下から裂かれたり、口だけを輪切りにされたり、前脚を二つ斬り落されて、まだビクビク息を引いていたり、真向に断ち割られて二言ともなくのめっていたり、戸にハサまれて頭を砕かれていたり、その惨澹たる、さながら、わざとした曲斬りか、そうでなければ、こういうふうに斬りこまざいて、他から持参して、わざわざここへ、こんなふうに蒔き散らして行った奴があるのではないか、とさえ想わせられましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...又暗とした気持ちに沈んでゐたが...   又暗澹とした気持ちに沈んでゐたがの読み方
中村地平 「悪夢」

...僕の生きてゐる眼の前は暗としてゐたが...   僕の生きてゐる眼の前は暗澹としてゐたがの読み方
原民喜 「魔のひととき」

...暗(あんたん)たる顔になって...   暗澹たる顔になっての読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...宇津が暗たる気持で相手の鬚を眺めてゐると...   宇津が暗澹たる気持で相手の鬚を眺めてゐるとの読み方
北條民雄 「間木老人」

...北國のやうな暗たる色を現してゐることも偶(たま)にはあつた...   北國のやうな暗澹たる色を現してゐることも偶にはあつたの読み方
正宗白鳥 「入江のほとり」

...「父の何人なるやは未だ考へずと雖も...   「澹父の何人なるやは未だ考へずと雖もの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...所は釧雲泉(くしろうんせん)と同庚(どうかう)で四十六歳...   澹所は釧雲泉と同庚で四十六歳の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...渡辺はなぜこんな冷(れいたん)な心持になっていられるかと...   渡辺はなぜこんな冷澹な心持になっていられるかとの読み方
森鴎外 「普請中」

...という実に今から考えても夢のような惨たる時代であった...   という実に今から考えても夢のような惨澹たる時代であったの読み方
夢野久作 「梅津只圓翁伝」

...「……いかが成行やらん」と暗としてゐた世間の顏の中に...   「……いかが成行やらん」と暗澹としてゐた世間の顏の中にの読み方
吉川英治 「折々の記」

...惨たる魏の敗北に始まって全潰状態に終り...   惨澹たる魏の敗北に始まって全潰状態に終りの読み方
吉川英治 「三国志」

...その暗(あんたん)を切って飛ぶ白い火...   その暗澹を切って飛ぶ白い火の読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...暗(あんたん)たるものが又...   暗澹たるものが又の読み方
吉川英治 「忘れ残りの記」

「澹」の読みかた

「澹」の書き方・書き順

いろんなフォントで「澹」

「澹」の英語の意味

「澹なんとか」といえば?   「なんとか澹」の一覧  


ランダム例文:
願いが叶う   口を封ずる     

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