...それの留まりそうな澪標(みおつくし)もない...
泉鏡花 「海の使者」
...その話を僕にした時ポロポロ涙を澪(こぼ)して島田の恩を一生忘れないと泣いていた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...これを源氏の「院より御気色あらむを」(澪標)などと云う用法とは見事に異ったものである...
中井正一 「言語は生きている」
...遠くの沖には彼方(かなた)此方(こなた)に澪(みお)や粗朶(そだ)が突立(つった)っているが...
永井荷風 「日和下駄」
...そのくせポトポト澪(こぼ)れるような艶(なまめ)かしさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たった一人つくねんとしている娘のお澪に逢っていろいろ訊いてみましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お澪さんは、いつ頃から周助を知っていたんだ」と平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪といい仲になっているようだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「親分」飛込んで来たのは閑斎の娘のお澪でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を大旗本の何とかの守(かみ)の妾(めかけ)に差出すことを承知したんだ」ガラッ八は大変なことを言い出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を伝吉にやる気になっている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラッ八の手はむずとお澪を押えるのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――お澪さんには養い親だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を餌(えさ)にしてこの上の大金儲けをするには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その澪に添つた道には乾き勝ちの台地の上よりも...
水野葉舟 「かたくり」
...予はべか舟を沖へと進め三番の澪木(みおぎ)まで出た...
山本周五郎 「青べか日記」
...一滴も澪(こぼ)さないように注意しいしい...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...澪(みお)の伝兵衛とかいう泥棒の男の生命(いのち)が助かるんですか」「まさか...
吉川英治 「春の雁」
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