...」「おまけに澪(みお)に流されたら...
芥川龍之介 「海のほとり」
...いろいろ澪の話をした...
芥川龍之介 「海のほとり」
...それの留まりそうな澪標(みおつくし)もない...
泉鏡花 「海の使者」
...あるいは澪標(みおつくし)のごとく...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...しかし彼は暴力の澪(みお)の中に巻き込まれ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遠くの沖には彼方(かなた)此方(こなた)に澪(みを)や粗朶(そだ)が突立(つつた)つてゐるが...
永井荷風 「水 附渡船」
...お澪といい仲になっているようだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「親分」飛込んで来たのは閑斎の娘のお澪でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな事を言って縛られて行く気かえ」いきなり伝吉に取縋(とりすが)った娘――お澪の純情な姿を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お澪さん、こいつはわけのあることだ、こんな所にいて掛り合いになると悪い、早く帰っておくれ」伝吉はそう言いながら、証拠の雪駄をお澪の眼から隠そうとするのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伝吉さんはそんな雪駄なんか履くものですか」お澪が躍起となって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を大旗本の何とかの守(かみ)の妾(めかけ)に差出すことを承知したんだ」ガラッ八は大変なことを言い出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...閑斎はお澪の口からでも聞いたんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――こいつはお澪の遺書(かきおき)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を餌(えさ)にしてこの上の大金儲けをするには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「おらあ五番の澪木なんぞに近よったこたあねえ」と船長は答えた...
山本周五郎 「青べか物語」
...どういうわけでお宅で会っているんですか」「その澪(みお)の伝兵衛が...
吉川英治 「春の雁」
...澪(みお)の伝兵衛とかいう泥棒の男の生命(いのち)が助かるんですか」「まさか...
吉川英治 「春の雁」
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