...「妹に送る手紙」水野葉舟氏著(定価五拾銭)実業之日本社発行読み終つた時にこの手紙を受とるといふ単純な美しい処女のお澪(みお)さんを想つた...
伊藤野枝 「寄贈書籍紹介」
...その話を僕にした時ポロポロ涙を澪(こぼ)して島田の恩を一生忘れないと泣いていた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...あの松林よりも澪(みお)の棒杭の方が高く見えますな...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...しかし彼は暴力の澪(みお)の中に巻き込まれ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遠くの沖には彼方(かなた)此方(こなた)に澪(みを)や粗朶(そだ)が突立(つつた)つてゐるが...
永井荷風 「水 附渡船」
...石沢閑斎に娘が一人ある、お澪と言って、十八だが、これは滅法(めっぽう)可愛らしい娘だ」「その通りですよ、親分」「同国の誼(よし)みで、石沢閑斎と周助、身分は違うが昵懇(じっこん)にしているから、お澪はときどき周助のところへ遊びに行く、――そのうちに、つい、お隣の魚屋――若くて威勢がよくて、男っ振りのいい、伝吉と懇意になった」「ヘエ――、そいつは知らなかった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪はそれほど人の心をひく娘だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪といい仲になっているようだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お澪さん、こいつはわけのあることだ、こんな所にいて掛り合いになると悪い、早く帰っておくれ」伝吉はそう言いながら、証拠の雪駄をお澪の眼から隠そうとするのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伝吉さんはそんな雪駄なんか履くものですか」お澪が躍起となって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を大旗本の何とかの守(かみ)の妾(めかけ)に差出すことを承知したんだ」ガラッ八は大変なことを言い出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お澪を伝吉にやる気になっている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラッ八の手はむずとお澪を押えるのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...予はべか舟を沖へと進め三番の澪木(みおぎ)まで出た...
山本周五郎 「青べか日記」
...すぐ近くには川口の澪標(みおつくし)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...澪(みお)の伝兵衛という大泥棒なのだよ」「げっ...
吉川英治 「春の雁」
...いまにも澪(こぼ)れ落ちそうに覗いてさえいるのだ...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
...ぽろりと一つ澪(こぼ)れ出た...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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